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”ツンデ・レデン・刹ッ”の第19幕

それでは早速…、イッてみよ~ッ!



第19幕  交渉



「しっかし…、俺も無用心だよな…」
ここは俺の部屋。そして目の前には押入れ。そこに、
「まさかこんな所に2億も入ったカバンが置いてあるなんて、どんな泥棒も思わないだろうな」
千両箱みたいなカバンを押入れから取り出した俺は、そのカバンを開けてみた。
「う~む…、こう見てみるとすごい量の札束だな」
まさに圧巻の光景だ。カバンの中で2万人の福沢諭吉が同じような表情を浮かべてこっちを見ている。おっさんに見つめられても嬉しくは無いが、あんたなら許してやるよ。
「さてと…」
1つの札束を取り出す。
「これで100万」
そしてまた1つ取り出す。
「これで200万」
その動作を繰り返していくと、俺の周りにあっという間に札束でできた囲いが出来上がった。
「これで1億…っと」
カバンの中身がちょうど半分になっていた。当たり前だな。2億入っているカバンから1億取り出したら半分になるのは当然じゃないか。

「1億もあれば…足りるよな?」
カバンを閉めて、俺は札束の囲いを見ながら考えた。
普通のヤツなら1億もワイロを渡せばこっちの言うことを聞くはず。普通のヤツならな…。
だが、相手はモウマンタイ組の委員長…マドフェフカだ。あいつらをまとめている生徒だ。
それに俺はマドフェフカを一目見て気が付いた。全身から溢れ出る貴族のオーラを。高貴なオーラを。
恐らく、あいつはヨーロッパの何処かの国の次期王女ってところだな。今まで生きてきて養った勘がそう言っている。だから1億で足りるのかが心配だ。マドフェフカにとって1億という金が小遣い以下の価値しかないものだったら成すすべが無い。お手上げだ。
「でもそうなると2億も必要になるのか? う~む…、2億は無理だ。今後の活動に使いたいしな」
この金でレアなフィギィアや限定版のゲームをまだ買っていないッ。あっ、そう言えばもうすぐで「ツンデレアタックNO1 玉隠し編」が発売するじゃないかッ。今度買いに行こう。

――――――カリカリカリ…

「ん?」
ドアを引っかくような音が聞こえてくる。
「レデンか?」
「そうニャ~」
元気の無い声が微かに聞こえた。
「ご主人様~、ご飯はまだかニャ~?」
飯か、もうそんな時間か。
「飯? 美鈴がいるだろう?」
「いないニャ~」
「いない?」
おかしいな。いつもならとっくに夕飯の支度をしているはずなのに。
「隣の家にもいないニャ~」
帰ってきてすらいないのか。
「多分、仕事が長引いているんだろうな。よしっ、ちょっと待っていろ。すぐに作ってやるからな」
俺は1億の札束をリュックに急いで詰め込み、部屋を出たところで行き倒れみたいになっていたレデンを無視して跨ぎ、リビングまで移動した。

――――――――――☆

今日の夕食は豆腐ハンバーグと豆腐ソーメンと絹ごし豆腐。まぁどれも店で買ってきて、すぐに食べられるような品物だな。
「お~い、できたぞ~」
いつもの夕食より1時間遅い時間帯。レデンのハラ減り度はピークに達しているだろう。
「ご飯ニャ~…」
ヨロヨロと姿を現したレデンは、お腹を摩りながらゆっくりと自分の椅子まで移動して座り、
「いっただきますニャ~♪」
ガツガツガツッとさっきとは正反対のテンションで飯を食べ始めた。まったく…、分かりやすいヤツだな。
「そう言えばさ、レデン」
「モグモグモグ、何ニャ?」
テーブル上の食い物がすごい勢いで消えていく…、ちゃんと俺の分と美鈴の分も残しておけよな。
「今日の昼飯はどこで食べたんだ? 九尾と一緒だったみたいだが」
「はニャっ?」
高速で動いていたレデンの箸の動きが止まった。そしてテーブルに向いていたレデンの顔の向きがゆっくりと俺の方に水平移動した。
「ちゃんと食べているから安心してニャっ」
「だからどこで食べているだ?」
「さ…さぁ~?」
怪しい…。俺の目をちゃんと見ろ。それに変な汗も流れているぞ。
「誰かに作ってもらっているのか?」
「さ…さぁ~?」
「まさか自給自足なんて事はしていないだろうな?」
「…自給自足って何ニャ?」
「自給自足って言うのは…、まぁアレだ。自分で食べ物を取って来て、自分で料理するって感じだな」
「……………そうなのかニャ~」
「今の間は何だ?」
「はニャっ?」
びっくりしたレデンは持っていた箸を落としそうになったが、
「何でもないニャっ。とにかくっ、レデンはちゃんとお昼ご飯は食べているから安心してニャっ♪」
「にっ」と歯を見せながら笑ってピースサインまで示したレデンは可愛いいが…、まぁ…、あんまりこの話題には触れて欲しくなさそうだしな。もうこの話は終わりでいいか。
「あんまり変な物は食べるんじゃないぞ?」
そう言って頭を撫でてあげた。
「了解ニャっ」
俺も腹が減っていたので急いで夕食を食べ終えた。

そして今は就寝時間。レデンはベッド、俺は床に布団を敷いて寝る。この差は一体何処で生じてしまったのだろうか?
「おやすみレデン」
「ぐぅ~~~…」
ベッドで眠るレデンよ…、お前が布団に入ってからまだ一秒しか経っていないんだぞ?
どうやったらそんなに早く寝られるか教えて欲しいぜ。
と言っても、俺もすぐ眠ってしまったらしい。その直後の記憶が無いからな。恐らく、今日もいろんなことがありすぎて疲れてしまっていたんだろうな。よしっ、明日は交渉決戦の日だ。夢を見ている暇も惜しい。ゆっくりと寝よう。

あぁ、1つ言い忘れていた。
結局その日、美鈴は家には帰ってこなかった…。

―――――――――☆

「行ってきますニャ~♪」
「ふあぁ~…、ねみぃ~…」
半分夢心地でドアの鍵を掛けた。う~む…、朝は強いはずなのに今日は超~ねみぃ…。昨日ダメージを受けすぎたせいだな。
「美鈴さん…、まだ帰ってきていないのかニャ?」
レデンが隣の402号室のドアを悲しそうに見つめている。
「あいつも夜遊びを始めるお年頃になったってことだろ? それよりも早く行くぞっ、遅刻しちまうぜ!」
俺の背中には1億円分の札束が入ったリュックが乗っかっている。今日のキーアイテムだ。ふっ…、待っていろよマドフェフカ。お前は今日…、俺に懐柔されるのだ。ふふふ…はははははッ~!

「ご主人様は美鈴さんのことが心配じゃないのニャッ?」
身体の前で腕を組んだレデンから、ちょっと怒った口調の声が聞こえてきた。
「ん~? それは…まぁ…」
そして俺は気づいた。レデンの円らな瞳が揺らいでいることを…。
レデンは本当に美鈴のことを心配してということが伝わってくるようだ。でもなレデン。
「あいつの心配ほどこの世に不要なものは無いぞ。はっきり言う。あいつに限って事件やら犯罪やら天災なんて無意味なんだ。分かるか?」
「分かんないニャッ! もう知らないニャッ!」
白い耳に白い尻尾…、それらを風になびかせながらレデンはピューンッと走って行ってしまった。
「全く…、成長しないやつだな…」
毎日毎日レデンの世話をする辛さが分かるか? 本当に大変なんだぜ?
「さてと…、俺も行くか」
萩原学園までの道のりは遠い。そこにたどり着くまでいろんな感覚が身体を伝う。
季節は秋。
だが、徐々に冬の寒波が近づいて来ている。
日に日に肌が感じる温度は低下する一方。
それはもうすぐ…、冬がやって来ることを皆に伝えていた…。

――――――――――☆

「ふわぁ~、ねみぃ~…」
現在、4時間目の授業中。黒板の前に立っているのは時雨。その横でパイク椅子に座りながら眠たそうにしているのが俺。俺って一体何なんだろうな?

――――――キーンコーンカーンコーン…

「は~い、これで4時間目を終わりま~す」
さらに眠気が倍増しそうな時雨の声をあまり聞かないように善処したが、それは無理なことだ。悪魔の波長を持った時雨ヴォイスはどんな壁をも通過してしまう魔力を持っているのだろう。
一瞬意識を失いかけたが、しかしそこは俺様だ。不屈の精神を持ってコレを撃破したぜ。

バタバタと教科書やら筆箱を机の中に片付ける音が鳴り響いたと思ったら、次は教室を出て行く足音がバタバタとうるさく聞こえてきた。おっと…、のんびりしている場合じゃないな。
「おい、マドフェフカ」
「…はイ?」
入り口から一番近い席に座っているマドフェフカは、イギリスから帰って来たばかりの留学生が、街中で変な男に声を掛けられた時に発するような語尾上がりの口調でこっちに振り返った。
「…何でしょうカ?」
どう見ても警戒するような視線で俺を凝視している。少し照れる。
「ちょっと話したいことがあるんだが…、いいか?」
「…今ですカ?」
「あぁ…、5分ぐらいですぐに済む」
「……………分かりましタ。五分だケ…」
素直でイイ子に見える。これは懐柔しやすにタイプだなっ。
「ここじゃ何だから、ちょっと外に来てくれ」
「…はァ…」
何も疑わずに付いて来てくれるようだ。

「新谷先生? お昼ご飯はどうするんですか~?」
二人分の机の上にナプキンを広げていた時雨は、俺たちをキョトンとした顔で眺めていた。
「済まないけど、先に食べていてくれないか? すぐに戻るからさ」
「用事ですか?」
「あぁ、五分で済む」
「それじゃあ待っていますねっ」
「…済まないな」
踵を返した俺は、パイプ椅子の近くに置いておいた1億という大金が入ったリュックを手に持ち廊下に出た。マドフェフカはと言うと、廊下側の扉の横に体を傾けていた。
「待たせて済まない。それじゃあ外で話そうか」
俺はマドフェフカを外へエスコートしようと歩き出した。1秒後、マドフェフカも歩き出していた。少し覚束無い足取りで。
「あの…新谷先生?」
「…ん?」
「新谷先生ハ…そノ…、時雨先生ト………つ………、いヤ…、やっぱり何でも無いでス…」
「ん?」
「……………」
それからマドフェフカは、外に出るまで一言もしゃべらなかった。

――――――――――☆

「で、話というのはだな」
ここは校舎の外。
昨日、銀杏が釣りをしていた池がある場所とは反対側の場所だ。こっち側にも草むらが一面中に広がっていたが、少し向こうに用具室らしき小屋があったのが向こう側との違いだな。
「俺は回りくどい言い方がキライだから短刀直入に言う」
「…はイ…」
マドフェフカは両手をお腹の前ぐらいで重ねて、じっと俺の話を聞いている。
目の前に居るのは背骨に一本の針金が入っているかの如く姿勢が良く、礼儀正しく素直な少女。それがマドフェフカ。正体は不明だが、やるしかない。
俺は1回深く息を吸い込み、軽く鼓動を抑えてから言った。
「このお金で皆にメイド喫茶をするように仕向けてくれッ」
同時にリュックを前に突き出した。
「……………?」
状況が良く分かっていないらしい。時雨みたいなバカ面でキョトンとしている。よし、もっと分かりやすく言ってやろう。
「ここに1億あるッ。どうだっ、この金をやるから学園祭でメイド喫茶をしてくれッ。この通りだッ」
約45度の角度で頭を下げた。まさに絶妙な角度。
「……………1億ですカ?」
「ん?」
今の俺の視点からはマドフェフカの足しか見えなかったが、それでも異変に少し気が付いた。少し…震えていた。だから俺は顔を上げて確認した。目の前に居る少女のその身体が…、確実に…、震えていることを。
「確認してもよろしいでしょうカ!?」
次の行動が早かった。
マドフェフカは俺の返答を待たずにリュックのチャックを強引に開け、中身を確認した。
「………本当に…1億…」
何でそんなに驚くんだ?
お前にとっちゃ1億なんて金ははした金だと思っていたんだがな。俺の見当違いか?
「本当ニ…、私たちがメイド喫茶なるものをするだけデ、このお金を私(わたくし)に下さるのですカ!?」
先ほどまでのおしとやかなマドフェフカは何処に行ったんだろうな?
俺の見間違いじゃなければ、さっきまでちゃんとここに居たはずなのだが…。
「あぁ、俺は約束は絶対に破らないからな。信用してくれ」
「…本当ニ…」
そのマドフェフカが言った「本当に」という言葉は、俺が約束を守ることが「本当」なのかということよりも、ここに「本当に」1億という金がなることが信じられないように俺には見える。
「あァ…! でモ…!」
何かを悩んでいるかのような苦悩の表情を浮かべた後、目をつぶりながらリュックの中身から目を逸らしたマドフェフカは、リュックを地面に置くと、懐から小さい笛を取り出した。
それはプラスチックでできたオモチャみたいな簡単な作りの笛。何処にでもあるかのような笛。だが、何となく嫌な予感がした。これと似たような体験をこの学園に来た初日に体験したような気がするからだな。
「おい、それは何…」

――――――ふぃぃぃぃ~~~!

俺が言い切る前に笛が鳴ってしまった。いや、笛の音じゃないなこれは。息が漏れているだけの音に聞こえる。こんな役立たずな笛を吹いて、一体何が起こるっていうん…、

――――――「お呼びでしょうか、お嬢様」

低音で心地良いおじ様ヴォイスと共に…、空から人が降ってきた。俺たちから少し離れた場所に。音も無く。一瞬で。
気配というものを全く感じなかったぞ。
これはちょっと予想できなかったな。参った参った。
「…じぃやッ」
マドフェフカは「じぃや」と呼んだその人物に駆け寄って行った…。
当の「じぃや」なる人物は…、なるほど…、確かに「じぃや」と言う代名詞が良く似合う。白髪ではあるが全くハゲてはいない。むしろこの歳にしてはありえない髪形をしている。俗にいうオールバックというやつだ。それが恐ろしいほど決まっている。さらに恐ろしく決まっているのはその服装。執事が着る執事服と言うやつなのだろうか? 実際にこの目で見たのは初めてだが、これが執事服だと言うことは本能的に感知できた。
マドフェフカが「じぃや」の側まで行くと、じぃやはマドフェフカの異変に気が付いたのだろう。髭に隠れた口が動いた。
「おやおや…、どうされました? じぃや特性のオニギリならこの通りここに…」
「じぃやッ、私はどうすればいいのでしょうカッ?」
「…落ち着いてくださいお嬢様。じぃやは相談にのりますゆえ…、ちゃんと話してくださらないとじぃやは困ってしまいます」
「あっ、ごめんなさい、じぃや」
スーハー…、スーハー…、とここまで深呼吸の音が聞こえてきた。
「じぃや、聞いてくださイ」
「はい、何なりと」
片手で胸を押さえながら、軽く会釈した執事は本当に渋かった。
そしてマドフェフカは、執事の人が頭を上げきる前に口を開いた。
「我が王国が滅びてから早3年…。最早、王国の再建は諦めていましタ。しかシ、微かな希望が見えてきましタ。軍資金でス。1億という大金でス。それガ…、手に入るかもしれないのでス…」
「おぉぉ…、それは実に喜ばしいことですな」
おいおい…、なにやら物騒な単語が飛び出してきたぞ。軍資金って何のだ? 戦争か?
「でもねっ、じぃや…」
マドフェフカがギュッとコブシを握ったのが分かった。
「そのお金を手に入れるためニ…、私ハ…、かけがえの無い友人たちを裏切ることになってしまうのでス…」
ん? おいおいマドフェフカ。手から血がポタリポタリと滴り落ちているぞ。何がそんなに悔しいんだ?

「お嬢様…」
優しい声を出しながら、胸ポケットから白銀のハンカチを取り出した執事っぽいじぃさんは、それをマドフェフカの手の平にゆっくりと丁寧に巻いた。まぁ…、ハンカチの白銀が一瞬で真紅に染まったが、執事のじぃさんはそんなことは気にせず、ただじっと自分の目の前にいる少女を見つめた。
「じぃやには難しいことは良く分かりませぬ。だからお嬢様。貴女がお決めになるのが一番の上策だと思われますよ」
「私ガ…?」
「はい、お嬢様がしたいようにすればいいのです。お嬢様がイヤだと思うことは、じぃやにとってもそれはイヤな事です。ですが、お嬢様にとってそれが幸せなことなら、じぃやにとってはそれが一番の幸せなのですから」
「…じぃやァ…!」
そう言いながらじぃさんの胸に飛び込んだマドフェフカからは微かだが泣いているかのような啜り声が聞こえてきた。ん~、こうやって見ていると普通の女の子に見えるな~。
「うゥ…、ひっク…、もウ…大丈夫でス…」
「左様ですか…。はっ…、お嬢様。そろそろお昼の時間です。このじぃや特性のオニギリをお食べくださいっ」
胸ポケットから出てきた物、今度はハンカチじゃなくてアルミホイルに包まれた三角形の物体だった。
「ありがとう、じいや」
じぃさんの胸から顔を離したマドフェフカはオニギリらしき物を受け取ると、次は俺がいる方向に視線を向けた。その目は赤かったが、決意に満ちた強い意志を宿していた。

「新谷先生…」
一歩ずつ、ゆっくりとマドフェフカが近づいてくる。
「私…、決めましたワ」
あと一歩で俺にぶつかるといった距離で、マドフェフカは止まった。
「…何をだ?」
「このお話は無かった事にしてもらうことでスっ♪」
「…へっ?」
恐れていた事態。
ま…まさか…! そんなバカな…!
「私にとっテ…、彼女たちはかけがえの無い友人でス。例えどんなことが起こってモ、彼女たちを裏切るようなことはできませン」
俺様の期待をズシズシと裏切るコメントだな。
「…本当にいいんだな?」
「はイっ、構いませン」
「そうか…」
ふむ、どうやら今回の交渉は失敗のようだ。俺の腕も落ちたものだ。だが…、
「そうか…」
もう一度おなじ言葉を繰り返した俺は、それから深くため息をついた。それから、
「ならばしょうがないなぁ…!」
ポケットに手を入れ、

――――――ゴソゴソ…

ある物を探した。
「むっ、お嬢様ッ! お離れください」
じぃさんは俺の異様なオーラを感じ取ったのだろう、急いでマドフェフカまで駆け寄り俺との距離をとった。
「新谷先生…、一体なにヲ…?」
マドフェフカはじぃさんの背中に隠れながらこちらの様子を伺っているようだ。
「くっくっくっ…、お前たちが悪いんだぞ? 俺がここまでしているのに…、メイド喫茶をやらないからこうなるんだ…」
俺はポケットの中にあったそれを手に取った。そして、それを外気に触れさせた。
「それハ…!?」
ふっ…、何を驚いている? 別に驚くことも無いだろう。
何故なら、これは誰もが見たことがある…、ただの…、携帯電話なのだから。



(次回予告)

「もしもし…、あぁ、オレだけど。んっ? オレだってオレ! そうそう和也だよ。急で悪いんだけどさ母さん、金貸してくれないかな? 大体12億ぐらい…、っておい! 切るなよッ。てめぇ何様のつもり…!」

↑ は本編とは全く関係のないパラレルワールドのお話です。

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この記事に対するコメント

なんか、次回予告でオレオレ詐欺臭がぷんぷんしてますがw
でも…12億ってw

【2006/06/17 06:08】URL | きつねこ #-[ 編集]

予想より上の素性が出てきましたw
世界トップクラスの社長令嬢辺りかな、と思っていたけど一国の皇女でしたか。(^_^;)
にしてもまた強者っぽい執事が出てきましたなw

【2006/06/17 21:26】URL | ふぉくしーすらい #GWMyNl/.[ 編集]

>きつねこさん

もしも和也が「オレオレ詐欺師」だったら…、という世界があったら、多分こんな感じですよっ♪

>ふぉくしーすらいさん

マドフェフカは、もう滅亡してしまった国の皇女。
そしてその執事は渋い猛者おじさま。
強そうですよねっ♪

さぁっ、これからどうなるでしょうかッ!!!

【2006/06/18 01:52】URL | シミコン #-[ 編集]

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