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”自分に厳しく、地球に優しく” 第15幕

ふ~、今まで書いたヤツを全部、やっと載せることができたぁ…。
もし、万が一にでも、読んでくださる人が居ましたら、ぜひっ感想などを書き込んでもらえると、とってもとっても嬉しいです。
この作品は、とっても自信作ですっ。

では、”自分に厳しく、地球に優しく” 第15幕 スタート!



第15幕  初デートッ!?



何だか、良い気持ちです。まるで空をフワフワと飛んでいるような気分です。いや、体が空気で出来ているみたいと言った方がいいのでしょうか?
「あはは~」っと、空を飛んでいた僕でしたが、向こうの空に僕と同じように飛んでいる誰かがいるのに気が付きました。
それは、まるで天使のような姿をした美少女。って、遠くからじゃよく見えません! 
僕は息を荒らげ、カッコイイスーパーマンのように飛んで行きました!

「お嬢さん」
パサァァァっと、マントを豪風で払いのけながらその天使の前に到着した僕。
「もしや…、道に迷われたのですか?」
そのジェントルメンな僕の言葉に、その金髪の天使はこちらに振り返りました。でも、それはどこかで見た覚えがあるような顔でした…。
「あらっ、和也君、こんばんは。早速、修行よっ!」
思いっきり腕を掴まれる僕!

「うぎゃぁぁぁッッ~~~!!!」

――――――ガバッ!

「どうしたの!? 何かあったの?」
呼吸は乱れ、ちょっと嫌な汗が背中を伝っていました。
「いや、何でもないよ立花さん…。でも、ちょっとノドが渇いたね…」
「分かったわ。何か冷たいものでも持ってくるわ」
布団に座っていた僕の傍から、立花さんはリビングらしいところまで歩いて行きました。しばらくすると、冷蔵庫が開けられる音が聞こえ、コップに何かが注ぎ込まれる清々しい音が、僕達のいる空間に響き渡りました。それはまるで、小川のせせらぎのようで…。

「はい、どうぞ」
さっきの音に酔いしれていて、立花さんが戻ってきたことに気が付きませんでした。
「あぁ、ありがとう」
お盆に乗っていたコップを受け取りました。
「どう致しまして」
布団の傍に正座で座る立花さん。僕は、そのコップに入っているお茶を飲もうとコップに口を当て、
―――――――ゴクッ、ゴクッ…

美味しくいただきました。
「ぷはぁ~、美味しかったよ。何か、やけにノドが渇いてさぁ~」
僕が差し出した空っぽのコップを無言で受け取った立花さんは、そのコップをお盆に乗せました。
「それはそうよ。だって、和也君は昼休みからずっと水分を取っていなかったんだから」
「へぇ~、そうなんだぁ…」
そうだったのですか。僕は昼休みから一滴も水分を取ってなかったのかぁ…。
「まだほしい?」
私服の立花さんはとっても可愛いです。
「いや、もういいよ。ありがとうね」
「そう、じゃあ私も安心だわ」
そういえば、私服姿の立花さんを見たのは初めてかもしれません。薄い水色のワンピースに大きな赤いリボンが胸元にチョコンと付いています。

「あっ、そうだ! 立花さんに聞きたいことがあったんだ!」
そうです。そろそろここら辺でツッコミを入れなければ!
「うん、何でも聞いて」
ニコッと微笑む立花さん。昨日の僕ならこの笑顔にビビリ、何も言えなくなりますが、今日の僕は言いますよっ!
「あのね…」
「うんうん…」
段々と近づいていく僕と立花さんの顔。

「ここは一体どこ? そして、いつの間に僕はここに!?」
質問は1つずつした方がよかったでしょうか?
「ここは私の家。そして、和也君はヴェスに“運転”されてここに来たのよ」
「あぁ~、納得…」
「そう、良かった」
「してたまるかぁ!!!」
布団を払いのけて立ち上がりました。
「もう! また僕を危ない目に合わせるつもりでしょ!?」
「危なくないわよ」
すくっと立ち上がる立花さん。
「じゃあ、この手を離してよ! 逃げないから!!」
ものすごい力で腕を掴まれている僕。筋繊維が悲鳴を上げています。
「手を放したら、ちゃんとリビングまで来てくれる?」
「行きます! 行きます!! やばいっ、骨まで軋(きし)んできた!!」

――――――パッ

「フ~ッ、フ~ッ!」
立花さんに握りつぶされかけた腕を見てみると、それは見事に立花さんの手形がくっきりと赤く写っていました。ヒリヒリして痛かったので、痛みを和らげるために息を吹きかけましたが、痛みは全く引きませんでした。

「こっちよ、和也君」
立花さんはリビングらしき部屋に先に入って行ってしまいました。
「さっきの夢が正夢になっちゃったなぁ…」
立花さんの手形が付いた腕を見ながら、僕はつぶやきました。…おっとぉ…、早くリビングに行かないと立花さんにまた何かされそうなので急がねばっ!

「やっと起きたか、このヘタレ!」
「おはよウ~」
エシナは立派なソファーに偉そうにふんぞり返ってテレビを見ていましたが、僕の姿を見ると、すぐさまに僕を傷つける言葉をかけてくれましたよっ! ヴェス君の癒しボイスでストレスを相殺していなかったら、僕はエシナに襲いかかっているところでしたよ。…本当だよっ!

「それにしても…、明日、和也が学校で何て言われるかが、俺は楽しみでしょうがないぞ」
「へっ?」
エシナは僕を見ながらニタニタしています。
「何のことだよっ!?」
僕はエシナが座っていた大きなソファーへとジャンプ! そして、無事に着地。
「明日になれば分かることだ…、そんなことよりも…、くっくっく…、この番組は面白いな~! ひゃっひゃっひゃっ~!!」
エシナは僕のことなんて見向きもせずに、またテレビを見始めました。いつもの僕なら、このままキレて、エシナに殴りかかって、逆に殴られて泣きますが、そんなお約束を繰り返す僕ではありません!
「立花さん、優しい貴女なら教えてくれるよね?」
立花さんにさり気なく助け舟を出す僕。しかし!
「明日になれば分かるわよ…」
ちょっとだけ、哀れみの目で僕を見る立花さん。
「そうだった! この二人の性格を忘れていた!! じゃあ、ヴェス君! 君なら知っているよね? だって君が僕を…、なんか良く分かんないけど、何かしたんでよねッ!?」
その僕の必死な訴えにヴェス君は、
「明日になれば分かるヨ~」
最後の希望が絶望に変わり、僕は自分を支える力さえ沸かなくなり、ソファーに崩れるように座り込みました。

「さ・て・とっ、ついにあの修行の時間がやってきたわねっ」
僕の気分とは全く正反対のテンションで、立花さんが嬉しそうに言いました。
「お~、もうこんな時間か。早く行くぞ、和也」
エシナはテレビのスイッチを切り、ソファーに崩れるように座っていた僕の胸元を掴みました。
「お~い、行くぞ~(スパパパパ~ン!)」
往復ビンタを受けること約0.5秒。僕は自分のほっぺたの異変に気づき、その原因を作ったエシナを急いで投げ飛ばしました!
「うぎゃ~、ほっぺたがぁ! なんか信じられないように腫れている!!」
「よ~し、気合も十分だな、和也!」
「僕の美しい顔がぁ~~~!」
自分の顔に驚いている僕に、立花さんの冷たいお言葉…。
「和也君…、早く来ないと、またヴェスに“運転”させるわよ?」
「うんてン~、うんてン~!」
僕の周りをぐるぐると回るヴェス君。
「…行けばいいんだろっ! 行ってやるよっ!!」
半場、やけくそで返事を返しました。
「その意気よ。さぁ、ついてきて」
立花さんの言葉で僕は重い腰を上げました。そして、僕はこの先にある恐怖を感じることも無く、地獄への案内人たちの後について行ってしまいました…。



立花さんの豪華な家を出て、しばらく“ソム”の町を歩いていましたが、やっぱり僕は、コレが山の中とはまだ信じられません。周りからは、買い物客のおばさんたちの声があちらこちらから聞こえてきます。平和で、全く違和感の無い町。普通の町です。

「着いたわよ」
いつの間にかたどり着いた場所…。それは、

――――――「映画館?」

「そうよ」
僕の疑問系の発言に、間髪いれず答えてくれた立花さん。
「まさかコレって…」
僕は今、自分に起こっている事実が理解できません。それは何故かって? それはね、僕が女の子と一緒に映画館に来ているって事だよっ! しかも、相手は可愛らしい私服を着ているとっても素敵な女の子。やばいですよ! コレってまさか…、初デートォ~!?

その時、僕の右肩の上に天使(身長5cmでしかも裸で、背中に翼が生えていて、頭の上に金色のわっかがある僕)が「ポムッ」と現れて、耳元でつぶやきました。
「そうだよ。コレは君にとっての“初デート”だよ。そうだ! 君にとっても良いことを教えてあげるよっ!」
天使は僕の耳元に近づき、
「彼女の弱点は…、耳たぶだよっ!」
そういうと、子供がエロ本を読んでいるときの顔をしながら、天使は天空へと昇っていきました。

「どうした和也? 顔が言葉で表せないような不気味で、かつ、キモイ顔をしているぞ?」
「はっ!?」
僕は自我を取り戻し、急いで顔を元の愛らしい僕の顔に戻しました。
「立花さん? こんなところに僕を連れてきて、一体僕にナニをするつもりですか?」
高鳴る鼓動を抑えるのに精一杯の僕です。はぁ…、はぁ…。
「ついてこれば分かるわ」
そういうと、立花さんはエシナ達と映画館の中に入っていってしまいました。
「待ってよ、立花さん!」
何の疑いをも持たずに、僕は立花さん達の後を追いました。立花さんの通った自動ドアが閉まろうとしていたので、急いで自動ドアへと走って行きましたが、急に何か大きいものが自動ドアを開けて出てきました。

――――――ドスンッ!

「うわっ」
僕は止まる事が出来ず、その大きな何かに激突してしまいました。そして、信じられないことに僕の体がどんどんその物体にめり込んでいきます!
「にぎがぁ~…(息がぁ~)」
その物体は異様に軟らかく、僕の体がさらに沈んでいってしまいます!
やばいです! 死んじゃう!! ヘルプ・ミ~!!!

――――――ムンズッ

「えっ?」
なにか、大きな手のようなものが僕の背中の服を掴んだかと思ったら、思いっきり引っ張り出されました。
「けほっ、けほっ」
息を荒げながら、僕はチラリと上を見ました。するとそこには、大きな白衣を着た巨漢の男の人が立っていました。
「…おめ…、だれだ…?」
僕の背中を掴んでいた手に力が入ります。
「うわぁっ~」
いとも簡単に片手で持ち上げられ、僕の顔がその人の顔と同じ高さになりました。
「おめ…、だれだ…?」
もう一度同じ質問を繰り返したかと思ったら、僕の顔とその人の顔が近づいていっています!
「うぎゃぁ~~~、言います、言います! だからその顔を近づけないでっ!!」
僕がこれほど嫌がるのはですね、まぁあれですよ、この人の顔がぶっちゃけ“フランケンシュタイン”みたいだからですよっ! さすがの僕もこれには参ったね。この僕がだよっ!
「おめ…、怪じい…こっぢ…来い…」
「この僕が怪しいだってぇ!? そんな訳があ…」

――――――ムギュッ

「にぎがぁ~(息がぁ~)」
僕は、またお腹に押し込められて身動きが取れなくなってしまいました。
「ばずけて~(たすけて~)」
「…こっぢだ…」
僕の悲鳴がお腹に轟く中、そのフランケンシュタインみないな人はどこかに向かって歩き出しました。
「だじゅけてぇぇ~!(半泣き)」
くそぅ! どうせ埋もれるなら、立花さんのアレとか沢田さんのあんなものに埋もれたかった…。そして、そのまま死んでいきたかった…。あぁっ、未練が盛りだくさんだ。くそぉ~、これも全部立花さんが悪いんだ! 僕が死んだら立花さんの背後霊になって、一生ストーカー行為を繰り返してやるっ!

こんな危機的状況に陥っても、僕は元気でしたが、やっぱり人間には酸素が大事ですね。だって、僕の意識は後もうちょっとしか残っていませんから。
「さようなら…、みんな…」
その時です。

――――――「あれっ! “いしかっちょ”だぁ~!!」

この声は…、

「ごんにちは…、渚ぢゃん…」

薄れ行く意識の中…、確かに僕は立花さんの声を聞いたような気がしましたが、それが今となっては真実なのかよく分かりません…。でもこれだけは言えます。
「立花さんとエシナへの恨みを…晴らさずにぃっ、決してぇっ、朽ち果てるものかぁぁぁ~!」
それだけが僕の生きる希望です。

――――――フッ(意識が飛んだ)



(次回予告)

今日の和也もヒドイ目に遭いますw

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この記事に対するコメント

゜゜ ∑( A ノ)ノ
一日で15幕も?!書いたんですか?!

【2006/03/30 19:53】URL | きつねこ #-[ 編集]

そんな訳ないですよっw

コレが僕の処女作です。 一気に載せましたw

途中で、ツンデレ子猫娘の誘惑に負けて、今の話を優先してしまったんですよねぇ…w

全部読んだんですか?w

【2006/03/30 19:59】URL | シミコン #-[ 編集]

うわっΣ(´ワ` )
れでんちゃん見にきたらいつの間にかたくさん更新されてる!!
処女作ですかぁ。これからじっくり読ませてもらいますよ( ̄ー ̄)

【2006/04/01 13:37】URL | ふぉくしーすらい #GWMyNl/.[ 編集]

ちょっと、一気に更新しすぎたなぁと思っていますw

感想お待ちしておりますッ!w

【2006/04/01 16:22】URL | シミコン #-[ 編集]

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