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ちょっと待てよッッッ!!!



 涼宮ハルヒの憂鬱が新垣結衣主演で実写ドラマ化 
 
 ハルヒが実写でドラマ化されるらしい……。

 ちょっと待ってくれ……、落ち着け俺。クールになれ。クールに……、クールルルルルルッルルル~~~になれ。よし落ち付いたァァァァァッッッ!!!

「なんじゃこりゃぁぁぁぁぁ~~~ッッッ!!?」(太陽にほえろ風)

 と、叫び声を3分前にあげたシミコンです、コンバンハッッッ!!!

 なんかね……、もうこの世の摂理がイヤなんですよ。

 もうね……、連載中の漫画がアニメ化やら、アニメが実写化やら、レバノンが空爆されているとか全てイヤなんですよッ!!!

 特に『ハルヒ』が実写化されるのがイヤなんだよッ!!!

「ふさけんなっ!」(ハルヒ風)
 
 と、ハルヒがキョンに喫茶店でキレた事をつい思い出してしまいましたよ。

 はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁ~~~(シミコンの溜息)
 
 イヤ~だ~。や~め~て~く~れ~。お~ま~え~た~ち~に~は~む~り~だ~よ~。

「速やかに投降しなさい~」(警官風)

 アニメが実写になるなんて恐ろしい。この前、バイト先に網タイツを履いたオッサンが来たことよりも遥かに恐ろしい。

 ミトメタクナイ…( ゚Д゚)ノ ---===≡≡≡ 卍 シュッ!


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コレ何だ?


dknfoee


 あ~、バイト疲れた~♪


『うたわれるもの』の第17話

deaga


obobo


ooko


bmfd


egga


nnnn


 第17話はマジで面白すぎでしたwwwwwwwwwwwww

 ここから一気に面白くなるのでしょうか?

 原作やったことないから分かんないな~。

 だが、それが(・∀・)イイッ!

 あと、

 涼宮ハルヒの武○士ダンサーズ

 も、面白かったっ♪


クイズ『これなんてエロゲ?』

 
 クイズ『これなんてエロゲ?』  

 僕は7点でエロゲ初心者でしたっ♪

 この7点の中で実際にやったことがあるのは『水色』、『SNOW』、『Air』の三点ですね。

 『CLANNAD』はエロゲじゃないので入っていませんでしたね~。良かった良かったっ♪

 それ以外の93個はマジで全然分かんねぇ~。見たことも聞いたことも言ったことも触ったこともないよ。

 で。貴方は何点かな?www


ちかれた~


 今日はちかれた~。

 wristがいたいィィィッッ。

 痙攣しそうになったよ。ビクゥビクゥってなったよ。やばかったッ。(;´Д`)

 でもさ~、世の中ってやっぱり広いね~。

 うん、狭いように見えて本当はずっとずっと広かった……。

 そんな一日でしたっ☆



 (今日学んだこと)

 回転と効率を如何に見極めるかが勝利に繋がる。さすれば桟のように生き残れる。薬医門を通れるように、追難面を彫ること忘れずべからず。以上ッ。 (´ー`)y─┛~~





 ちなみに全部ウソっ♪


ラジオ


 今日、インターンシップ先の社長さんに昨日のネトラジのことを話したら、

『じゃあ、○○クン、僕の知り合いのラジオ局で、専用の番組持って2時間ぐらいしゃべってみない?』(社長)

「イヤですっ♪」(僕)

 それを丁重にお断りし、今日の仕事も順調に進みました。今日の卓球は最高にハイッで楽しかったです。集中力が研ぎ澄まされることによりアドレナリンが大量に分泌され、球が良く見えました。


 ラジオかぁ……、話すネタは腐るほどあるけど、いきなり現れた人の話を聞く人っているのかな?
 恋愛話、過去のお話、最近のニュースについて、僕が何故この小説を書き始めたか(結構ミラクルがあってこうなった)、etc……。

 まぁ、面白ければいいってことですねっ。



 ん~っ、ネトラジをかる~~~くやってみよっかなぁ~。10分ぐらい?

 ↓ のコメントに50名分の署名が募ったらのお話だけどね~。各一人ずつだからまぁ、ムリだねッ!!! 諦めなッ!www


クソワロタwwwwwwwww


ジョジョの奇妙な涼宮ハルヒ

 ジョジョとハルヒ、両方の知識が豊富にないと面白くは無いですけど、ジョジョとハルヒ、両方の知識が豊富にあるとクソワラウゥッ! 

 キョン「未来人というのは本当なのか?」

 ミクル「禁則事項です」

 キョン「ハルヒはいったい何者なんだ?」

 ミクル「禁則事項です」

 キョン「どうしてそれを俺に……?」

 ミクル「禁則事項です」

 キョン「禁則事項が多いんだな」
 ミクル「ごめんなさい………詳しいことは言ってはいけないので………」

 キョン「つまりこういうことか…………ミクルちゃんの年齢だけは絶対聞いてはいけない………」

 ミクル「Exactly(禁則事項でございます)」



 キョン「う、宇宙人……?」
 長門 「よくぞ聞いてくれました……実はわたし『宇宙人』なんです」


 キョンが何を言ってもハルヒは聞いてくれないのでそのうち考えるのをやめた


 ココまでジョジョとハルヒがマッチするとは思ってもみなかったっ♪

 ネタ分かる人いるかな~?


男でも何でも可愛いんだから仕方ねぇんだよッ!

 
男でも何でも可愛いんだから仕方ねぇんだよッ!

 ここの7月23日の日記をご覧アレ……www

 この漫画は面白そうだなぁ……。


ウケタwww


zo-ma

 
「お忍びで街に来た世間知らずの魔王と勇者が出会う。身分違いの二人の恋の行方は……」

 
tyamoro

ytamoro2


「ハッサンのぱふぱふ! チャモロは静かに息を引き取った」


 さて、今日もお仕事がんばろ~。


”ツンデ・レデン・刹ッ”改 第一幕~第三幕

 ふぅ…、これはヤバイ。小説っぽいです。一応第一幕から第三幕まで直しました。まぁ、第三幕は初公開、レデンと和也の出会いと美鈴降臨を事細かく表した幕です。
 これから膨大な量を直さなければいけません。追加ストーリも途中で大量に投下しなければいけません。
 今回の話で、誤字脱字の発見、もっと説明があった方が良いと思われた賢人が居たら、ぜひコメントください。宜しくお願いしますm(__)m



第1幕   朝の挨拶



「にゃぁ~、にゃぁ~……」

冷たい……水……当たる……体……痛い……お母さん……いない……どこ?
……寂しい……寂しい…1人は……嫌……嫌……嫌……。

――――――ガサッ

体が震えた。何か音がした。何がいる?
目を開けないと。逃げないと。お母さんを助けないと。動きたい。動きたい。動け動け。嫌……嫌……お母さん……逢いたい……逢いたい……。

――――――ガサガサッ、ガササッ

音……近づいている……怖い……怖い……お母さん……お母さん……お母さん……!

――――――「……えっ!?」

声……聞こえた……私と……同じ声……お母さんとは……違う……声……。

――――――「なんでこんなところに女の子が?」

私の……後ろ……いやな声……。
私の……前……良い……声……。

――――――「なんか良く分かんねぇが、困っているやつは見捨てられねぇな」

声……近づく……私の……体……動いた……浮いた……暖かい……これ……あたたかい……水……もう……冷たくない……暖かい……お母さん……逢いたい……。




「お母さん~!」
「逢いたいニャッ~!」
「カツオ節ニャッッ~~~!!!」

「うっさいわ、ボケェ~~~!」

――――――ポグッ!

「ニャピィ~~~!? グゥ~~~」
枕を投げてあげたら寝てくれました。
「この寝ぼすけは……、今良いところだったってのによっ」
本来なら暗闇に包まれるべき部屋を照らす光源は家宝のパソコン。そのディスプレイには、現在人気急上昇中“ツンデレアタックNO1”のオープニングが華麗に映っていた。
「ふぅ~、しかし、さすがの俺様も眠たいぜ」
現時刻は真夜中の3時。やれやれ……、いつもこんな極限状態で睡魔と萌魔の対決が始まるだよな。だが、こんな勝負は俺様に取っちゃ朝飯前だッ!
床に敷いてある布団の上には、“ツンデレアタックNO1”のエース(ツン子)のデザインが描かれた抱き枕が置いてある。俺様はそんなツン子が待っている布団へと大ジャンプッ!   
そして無事に着床。
「ツン子……、勝負の続きは夢の中でだ……、おやすみ……」
尖った瞳を持つツン子を俺の胸に優しく引き寄せる。あぁ……、幸せってこういうことを言うんだぜ?
おっと……、先ほどの寝坊助にも言ってやろう。
「レデン……、おやすみ……」
「グゥ~~~」
可愛らしい寝息が聞こえた。



――――――ボグゥゥゥ!

「はぐわぁ!?」
腹に異物を外側からハンマーで混入されたかのような痛み。少し胃液が喉まで登ってきたぞ。ぶっちゃけ痛気持ち悪い。誰だ、俺様を足蹴に踏みつけて行った無礼で畜生な不届き者はッ。

――――――タッタッタッ……

足跡が遠ざかって行く。 

――――――キュッキュッ

蛇口が開けられる音だ。

――――――バシャバシャバシャァァァ

顔を洗っているのだろうか?

――――――バシャバシャバシャシャシャニャニャニャニャニャァァァ~~~

「ブッ!?」
ここで俺様は吹き出してしまった。
「げほっ、ごほっ?」
何だ!? 後半部の音がおかしいぞ。
抱いていたツン子を優しくどかし、急いで洗面台まで走った。
「って、なにしとんじゃい!」
「ニャ?」
そこは洗面台がある場所。だが……、一面水浸し! 
「早く止めろ!」
「嫌ニャ~!」
「レデン! 止めなさいっ!」
「嫌ニャ~!」
俺様は攻撃してくるレデンの攻撃に耐えながら、やっとのことで蛇口の封印に成功した。おかげで手がものすげぇ痛い。この痛々しい手をレデンに見せつける。
「見ろッ。俺様の手が爪痕だらけじゃないかっ!」
「水~~~……」
悪いことをしたとは全然思っていないらしい。カリカリと蛇口を爪で掻いでいる。そんなレデンを見ていると、何だかマイナスエネルギーが溜まってくるぜッ!
だから、口調が激しくなってもしょうがないのさ。
「水はコップに入れて飲むものなんだよっ、この前教えただろうがっ!」
「ここに溜めたほうが飲みやすいニャッ」
そう言うと、レデンはペロペロと洗面台に溜まっている水を舐めだした。
「あぁ~もうッ! こっちに来いやぁ!」
「まだ飲んでないニャ~」
ズルズルとレデンを引きずって洗面台を後にした。
引きずっている間もレデンに手を引っかかれて、キレかけたことは言うまでも無い。

「ここに座りなさい」
「ニャ~」
部屋まで精神を削りながらやっとのことで引きずって連れてきたレデンを、座布団に強引に座らせた。
「って、猫座りするなっ。ちゃんと人間らしくこう座れッ!」
俺様は見本として、股を広げてお尻を落として座る“女の子座り”を教えようと、男にはやりづらい女の子座りを実践して見せた。
そんな模範演技を見たレデンは、
「こうかニャ?」
見よう見まねで同じポーズをとった。股を広げてお尻を座布団にペタンと簡単につける。だが……、どういうワケか苦しそうだ。
「むぐぐぐぐ~……」
顔が赤くなっていっている。どこか痛いのか?
「……レデン……、何でそんなに苦しそうなんだ……」
くっ……、この座り方は男の俺様にはキツイぜ。
「ニャっ?」
疑問系のアクセントで答えたレデンの顔色を見ると、いつのまにか元の晴れ晴れとしたものに戻っていた。
「だって、ご主人様がこんな顔をしているからレデンも一緒なことをしたんだニャ」
なるほど……、確かに今の俺様は苦痛に顔を歪めているに違いない。
「顔は気にしなくていいぞ……」
「分かったニャっ」
レデンの表情が笑顔に変わる。それと同時に動くもの。それはレデンの頭に何故か付いているネコっぽい白い耳と、お尻に付いている白く長い尻尾。耳は楽しそうに<フルフル>と振るえ、尻尾は嬉しそうにと床を叩き、リズムカルに<パタパタ>と音を出している。
 そんなネコ耳子猫娘のレデンとの朝の挨拶。

「おはようございますニャ、ご主人様っ」
「あぁ……、おはよう……」
「水くれニャ、ご主人様ッ!」
レデンが家に来てから……、一体何回目の朝の挨拶だろうか。



第2幕   兄と妹



 朝の朝食ほど大事なものは無いな。
「いただきますニャ~」
「おう、頂け頂け!」
テーブルの上には、こんがり焼いたトーストと、芸術としか言いようがない焼加減のベーコンエッグと、俺様特製のホットミルクが並べてある。
「ホットミルクは熱いから、ちゃんと冷ましてから飲むんだぞ?」
「了解ニャ~、熱ゥゥゥ~~~ッッ!」
「言っているそばからッ!?」
ミルクで汚れてしまったレデンの顔を拭いてあげようと、急いでタオルを持ってきた。
「ほら、ジッとしていろ」
「じ……自分でやるニャ! 貸せニャ!」
「まだタオルの使い方は教えてないからダメだ」
「そんニャ~……」
ちょっとだけ残念そうに俯いたが、すぐに顔を上げて
「拭いてニャ~」
「よしよし」
目を閉じているレデンの顔を拭こうとタオルを近づけた。この瞬間、
「(うっ……)」
レデンの無垢な表情は、ときに俺様を混沌の渦に巻き込むのだ。いや、 このレデンの可愛らしさが混沌そのものなのだ。カオスだ、宇宙の神秘だッ。
「(いやいや……、何を考えているんだ俺様は……)」
邪念をブラックホールに発射して振り払い、優しく優しくレデンの顔を拭こうとする。……しかしそこにっ、

――――――ガチャッ

玄関のドアが開いた。
「おはようバカ兄貴~、って何してるんだよっ!?」
「へっ?」

――――――ゴシュッ!

「ぐはぁぁぁ~!」
説明しよう。まず、今俺様は飛び膝蹴りを喰らって痛みに悶絶している状態だ。とっても痛いぜ。そして、俺様が床で転げまわっている原因を作ったダメージを与えた女犯人は、レデンに何か話しかけているみたいだぜっ!
「レデンちゃん? このバカ兄貴に何か、いやらしい事をされなかった?」
そいつはレデンの顔をタオルで拭きながら問いかけている。
「レデン、よく分からなかったニャ~……」
おいおい……、誤解を招くような発言をするな……、と言おうとしたがすでに遅かった。
「ふっ……! 殺すッ!!」
俺様に止めを刺すつもりなのか、そいつは高々に舞い上がった。

――――――ドコォッ!

「ちっ、逃げたか」
ジャンピング式ネリチャギ改から逃げて急いで立ち上がり、さっきまで自分が倒れていた場所を見た。
「……殺す気か?」
あまりの衝撃に床板がへこんでいた、っていうか地割れみたいなヒビがフローリングの沿い目に沿って入っていた。
「レデンちゃん、美味しいお魚を焼いているんだけど、家に食べに来る?」
「行くニャ~ッ!!」
家が軽く損壊して意気消沈している俺様をよそに、レデンが『美味しいお魚』という誘惑ワードに負けてそいつに抱きついた。
「こらっ、レデンは俺のモノだぞっ! それにレデン、まだトーストとベーコンエッグが残っているぞっ」
「ご主人様のモノより、美鈴さんのモノが食べたいニャ~」
ネコミミ子猫娘のレデンのノドからは、ゴロゴロとネコ特有の音が聞こえてくる。。
「こんなバカ兄貴のところで生活していたら体を壊しちゃうよ。レデンちゃんおいで~」
「了解ニャ~」

――――――バタンッ

ドアが閉まると二人の姿は消え、静けさだけが残ったが、それでもすぐに行動できるのが俺様の特徴です。
「けぇっけぇっけぇっ……、美鈴ゥゥゥ~! 俺様は怒ったぞっ!」
我が妹ながら、もはや許すことはできねぇッ!
ドアを開けて外に飛び出た。その勢いを保ったまま隣の部屋に住んでいる美鈴の家のドアノブに手をかけて開けようとしたが、その時、ドアの中から何か楽しそうな声が聞こえてきた。耳を澄ませば、

――――――「ニャはは~、このお魚とっても美味しいニャ~」
――――――「そうでしょ? レデンちゃんは育ち盛りなんだからウンと食べないとね」
――――――「レデン……、美鈴さんの家の子になろっかニャ~」
――――――「そうしなさいよ、あんなバカ兄貴なんかほっといてさ~」
――――――「ニャはは~」「あはは~」

「レデン……」
ドアノブを掴んでいた手に力が入らなり、どうしようもない落胆と動揺のカクテルが襲い掛かってきた。だから俺様は以下のように思ってしまったんだ。
そうなのか……、もう……、お前は俺様というご主人様を必要としていないのか。もう……、お前のご主人様にはなれないのか。ふっ……、だったら俺様は……、このまま姿を消したほうがいいのだろうか……。それが……、レデンのためになるのなら……、ってそんなことを考える俺様ではないわぁぁッ~~!

――――――ガチャッ!

 勢い良くドアを開け、そしてそのまま叫んだ。
「おいゴラァ~! 何さらしとんじゃい美鈴~~~ッ!」
ヤクザ並の怒号が響く。だが、そんな中で信じられない光景を見たんだ。

「あっ、やっと来たわねバカ兄貴。さっさと座りなよ」
「ご主人様! ここっ! ここっ!」

テーブルの上にはレデンと美鈴、そして……、俺様の分と思われる計三人分の朝食が用意されていた。
「お前たちィッ……<ぶわぁぁぁ>」
勢い良く登場したつもりだったが、ものすごいカウンターパンチを喰らってしまった。
「お……俺様を許してくれぇ……<ぶわぁぁぁ>」
涙腺が爆発するのを必死に抑えながら、やっとのことで椅子に座ることが出来た。何だか前が見づらいぜ。

「い……言っとくけどねっ、レデンちゃんにいっぱい食べさせようと思ったら、ちょっと余分に作りすぎちゃっただけなんだからねっ!」(美鈴)
「か……勘違いしないでよねっ!」(レデン)
久しぶりにうまい飯を食べたような気がした。

――――――――――☆

「じゃあ、私は会社に行ってくるからね」
美鈴は社会人だ。俗にいうOLだ。何故そんなつまらん職業に美鈴は就いたのだろうか……。殺し屋のほうが向いているのにな。
「おう、行ってこい」
「いってらっしゃいませニャ~!」
俺達の声を背に、美鈴はそのまま会社に向かうのかと思っていたが、
「あっ、一言、言っておくけどねバカ兄貴~」
こっちに振り返った。
「おうっ、何だ」
「レデンちゃんに変なことをさせたら殺すからね」
目がマジだった。
「お……おう……、任せろ」
そうして、破壊の権化かもしれない美鈴は階段を降りていった。世界に平和が戻った瞬間だった。

「お腹いっぱいニャ~」
レデンはまるでネコが顔を洗うように、自分の手を舐めて顔を拭っていた。食後の習慣らしい。しばらくそのままでいると、レデンが食後の習慣を終えて話しかけてきた。
「ご主人様、今日は何を教えてくれるのニャ?」
見ると、俺様を見つめるレデンの瞳にはキラキラとした期待の意が込められていた。
「今日は……」
そうだな、今日は何を教えようかな……。
昨日は萌え声を出させるために、“ときどきエロリアル”のヒロイン(時々)のセリフを発声練習と称して言わせたからなぁ……。いやぁ……、アレはよかったぜ……。例えばだな、『時々は時々だけエロくなるんだから~~ニャ~~』と語尾を変えることによってオリジナルを超える萌えを誕生させることが出来るわけだ。ちゃんと頭に叩き込んでおけよ。
「ご主人様……?」
はっ!? イカンイカンッ! つい妄想の世界に飛び立とうとしてしまったぜ。
「今日はだな……」

――――――モエ~、モエ~

「むっ、電話だ」
いきなりの電話。
あっ、この着信音は俺のホームページに置いてあるから勝手にダウンロードしてくれ。
「仕事の依頼かニャ?」
「さあな」
適当に相槌を打ちつつ、携帯を耳に当てる。
「もしもし?」

――――――ガヤガヤガヤ……

「何だ?」
向こう側がかなり騒がしい。耳が悪くなりそうだ。そんなことを気にしていると、唐突に女性の甲高い声が聞こえてきた。
「あっ、あの! “ヲタク専門の何でも屋”の“和也”さんですかっ?」

さぁ……、仕事だ。



第3幕   自己紹介



 さて、ここら辺で自己紹介でもした方がいいよな。ありがたく聞けよこの野郎っ♪
 おっほん……、やぁ諸君、はじめまして。“ヲタク専門の何でも屋”の『新谷和也』だ。読み方は『しんたにかずや』。覚えたな? 次行くぞ。
 正に容姿端麗という言葉が似合いすぎるスタイルで美形な俺様は、道を歩くたびに女の子の『キャ~、キャ~』という狂喜の叫びが聞こえてくるような気がしてならないのだ。それに頭脳明晰であり、萌えを極めたエキスパートでもある。これってすごくね?
 いいか良く聞けよ。萌えというものはこの世の真理であり、生命がここまで進化できたのも萌えのおかげなんだぜ? 知らなかっただろ? しょうがない奴らだ。心優しく心広い俺様の特別サービスだ。タダで萌え理論講義を聞かせてやろう
 はい、みんな席に着いて~。
はい、着席~。
今から萌えの歴史について講義を行います。頭の中に入っている脳みそのデータを全て消去して、今から教える知識だけを保存して帰るように~。
 では始めます。
生命は、地球誕生から6億年たったころの海の中で誕生した。材料となった基本的物質は、生物が生きていくために必要な栄養素であった。これにエネルギーを加えることで生命の素材が作られた。そのエネルギーとは、太陽光雷、放射線や紫外線などによってもってきたものである……とバカな科学者たちが言っている。全く持って学に乏しいと思わないか? 何で無機物に光を当てると有機物になって生命になるんだよ? もっとよく考えてみろ。生命が何故これほどの進化を遂げることが出来たか。何故、生命が誕生したのかを。
遠まわしに言うのはそろそろ止めにしよう。結論を述べる。

『生命は、萌えによって生まれる』
 
 はいっ、みんな拍手~。パチパチパチパチ~~~ッッ!
 はいっ、拍手止め~。
 驚嘆と感動に包まれている諸君たちも落ち着いて聞いてほしい。これは事実だ。真実だ。
 この事実を知った俺様はすぐに猛勉強を開始して、高校を卒業すると同時に“ヲタク専門の何でも屋”として仕事を始めた。今のところ同業者は少ない。当たり前だな。全ての萌えを知ることなど常人には不可能だからだ。才能と努力、この両方が無ければ成れない至高の職業なのさ。
 さて、萌えによってどのように生物が進化したか簡単に説明してやろう。
 昔の海を気ままに漂っていた中途半端な野郎たちが思った。
「アミノ酸萌え~~~」
 そして究極進化。萌えという太陽よりも壮大で神々しいエネルギーは凄まじい力をもたらした。生命が誕生するほどの力だったのだ。
しばらくアミノ酸だったものたちが次はこう思った。
「単細胞萌え~~~」
 そしてアルティメット進化。萌えから生まれたエネルギーはアミノ酸の周りに漂っていたものたちをも巻き込んで大爆発。煙が晴れると姿を現したのは生まれたばかりの一つの単細胞。やべっ、感動で泣きそうだ。
はじめ一匹だった彼も、分裂するたびに数を増やしていった。だがある時、
「もっと細胞がほしいッ、俺様萌えぇぇぇ~~~」
 バラバラだった彼が自分に萌え、そして何かに引き寄せられるように彼たちが合体。萌えによって自分を見つめなおした彼は、自分は自分だということを知り、世界を知った。そして多細胞が誕生。

 分かるか?
 萌えとは息吹く力。新しい何かが生まれる奇跡の力。心の底から燃え上がる力。生命が一歩も二歩も歩みを進めることが出来る究極のエネルギーなのだ。
多細胞は思った。
「もっと自由がほしい、自由萌えぇぇぇ~~~」
魚類は思った。
「普通に歩きたい、歩行萌えぇぇぇ~~~」
両生類は思った。
「陸でも海でも生きていかれるボクって萌えぇぇぇ~~~」 
爬虫類は思った。
「空飛びたい、飛行萌えぇぇぇ~~~。それに四足歩行にも飽きた。二足歩行で歩いてもみてぇよ。スラリと長い足萌えぇぇぇ~~~」
鳥類は思った。
「ふっ、私の優雅に飛翔する姿を見て萌え上がるがいいわ」 
哺乳類は思った。
「もっと萌えたい、もっとッ、もっとだッ!」

 両生類と鳥類は、自分達に萌えてしまい進化を中断している。だが、哺乳類……人類だけは違う。萌えることの意味、真理を知ったのだ。魚に萌える人々、両生類に萌える人々、爬虫類に萌える人々、鳥類に萌える人々、哺乳類に萌える人々、それ以外のモノに萌える人々。最近そんな奴らが急激に増大しているのだ。俗に言う“萌え進化論”が世界を飛び交っている。今はそういう時代だ。
 俺様はこんな時代に生まれることが出来て神に心底感謝している。萌えの神様、ありがとう。今すぐ萌えの神を降臨させてお姿を拝見しようと、何度怪しげな魔法陣や呪文を唱えたことか……。でも、いつかきっと目の前に現れてくれると信じていた。

 で、現れた。

 先月の話をしてやろう。
俺様はお得意先の依頼で極太のマツタケを人里離れた山中で探していた。現地の人によると、この山には伝説のマツタケ“エクスタシー”が眠っているそうだ。その何とも言えない名称の響きに、俺様の心は狂喜乱舞、体は固い殻から解き放たれたように軽やか。誰も立ち入らないような山中を、マツタケを探すために神がかり的なスピードで探索。気づかないうちにどんどん奥へ進んでいった。で、
「参ったなぁ……、迷ったか?」
 日も落ち、満月の白黄色な月光だけが山中を照らしている。しかも雨が降っている。結構土砂降りだ。だが、満月だけは顔を出している。妙な空模様だった。
「ふむ……、困った」
 依頼された仕事がまだ終わってもいないのに、このまま帰るのもアレだし。依頼を諦めるにしてもこのまま帰れるかもアレだった。
土砂降りの雨が降る中、月光だけが照らす山中に迷ってしまった時はどうすべきか。そのときの俺様はこう考えた。

――――――ウウウゥゥゥ~~~……

「……何の音だ?」
 考えて出した結論が脳から全身の運動神経に伝搬される前に、奇妙な音が聴こえてきた。それはこんな山奥では聴こえるはずが無い音。サイレンの音だった。
 雨音の隙間から聞こえてくるサイレンの音は、どっちの方角から聴こえてくるか分からなかったが、俺様は勘を頼りに音の方へ向かった。もしかしたら人がいるかもしれないと考えたからだ。山から下りる道が分かればそれでよかった。
 山中はほとんど真っ暗だったので、途中で木の枝に顔をかすめたり、雨でぬかるんだドロに足を取られて転びそうになったが、それでも俺様は必死で音源を探した。でだ、出会っちまったんだな。

奇妙な少女に。

「……え?」
 道じゃない道を走り、木々の密集した場所を蹴り倒しながら進んでいった先。それはノーモーションで現れた。
「……にゃあ~……」
 弱々しい声。今にも消え去りそうな声。雨の振る中、地面に座り込んでいる少女。白いTシャツはドロで汚れまくっていて、短パンには木の枝や葉っぱが突き刺さっていた。肌が露出している部分には擦り傷も見られた。微かに見えたエメラルドグリーン色の長い髪の毛は、降り続ける雨でしな垂れていた。
その姿は暗闇に近い状態でも確認することができた。だが、さっき以外にもこの少女について分かったことがあった。信じられないことだが、目の前にいる少女の頭には……ネコ耳、お尻からは長い尻尾がニョロと生えていた。どう見てもおかしい。だけど、どう見てもリアルだ。
「何でこんなところに女の子が?」
 そんな疑問よりも、こんな山奥に傷ついた少女がいる方がおかしい。俺様はそう思うことにした。間違っていないよな?
 
――――――ウウウゥゥゥ~~~……
 
サイレンの音が鳴り響いている。心なしかさっきよりも強く聞こえる。音源に少し近づいたのだろうか。それにだ……、どこからともかく人の声が聞こえてくるような。

――――――「…………早く……見つけろッ……、そう遠くには行っていない筈だッ」

 気のせいじゃなかった。それにだんだんはっきりと聴こえてきた。人の声だ。何かを探しているのか、怒鳴るような口調の男の声。何だか聴いているとムカついてくる声だ。
 声がどんどん近づいてくるにつれて、明かりも少しずつ見えてきた。懐中電灯の明かりだろうか、かなり向こうの林の奥から光がこぼれていた。
 俺様は直感したね、この少女は悪いヤツ等に追われていると。
 だったらやるべきことは一つだよな。困っている少女を悪の手から助け出すのはいつもイケメンな美青年だ。つまり俺様ということになるわけだ。
「なんか良く分かんねぇが、困っているやつは見捨てられねぇな」
 目を開けずに鼻だけクンクンと動かした少女は、疲れているのか俺が近づいても逃げようとはしなかった。少女を抱きかかえるために腕を頭の裏と足に回した。持ち上げるのに力はほとんどいらなかった。まるで現物大のマシュマロを持ち上げたみたいだった。
少女を優しく抱きかかえると、急に雨がより一層強くなった。それは、まるでこの少女との別れを山が悲しんでいるような……、そんな哀愁がたくさん詰まった味がした。
この妙な感覚が体から抜け出ると、力が湧いたような気がした。腕の中で眠るように静かな少女はというと、本当に寝ているのか『スー、スー』と寝息をたてていた。
「……さてと、行くか」
 そして俺は少女を抱きかかえたまま歩き出した。不思議なことに、さっきまで散々迷っていたのが嘘のように山の麓に着いてしまった。何だかエスカレーターに乗って山から脱出したような気分だった。

 以上で俺様とネコミミ子猫娘レデンの初出会い話は終わりだ。感動した者は手のひらの皮がベロンベロンに剥がれるまで拍手すること。それ以外の者は感動するまで拍手をし続けること。それが全人類に課せられた義務だ。
 話を戻すが。
 保護したネコミミ子猫娘を俺様の家、『イイ・マンション』の第403号室へと連れ込んだ。いや、搬送した。
 少女は極度に疲労し、マジで死んでしまうと思ったぐらいやばかった。変な気を起こす間もないぐらい必死に看病した。次の日、少女が目を開けたときは本当に嬉しかった。
「……気が付いたか?」
「………………」
目蓋が開くと、その中からは暗緑色のどこまでも透き通った瞳が出てきた。綺麗だった。だが、その瞳はじっと天井を見上げ、俺様のことなど見えていないかのようだった。だから目が見えていないのかと心配していると、少女の妙に神秘的な瞳がゆっくりとこっちを見たときはホッとした。
「…………ニャ?」
 俺様の存在に気づいてくれたことには感謝する。でもな、いきなり『ニャ?』と言われても俺様にはどういった行動を取ればいいか分からないぞ。
「…………ニャ?」
「いや…、もう一度繰り返してもらっても分からないぞ」
「……ニャ~……」
 まるで子供が買って欲しいお菓子をお母さんにダメと言われたときに発する溜息混じりの落胆のネコ語バージョンが、布団で仰向けに寝た状態のネコミミ少女から聞こえてきた。
「……俺様の言っていること……、分かるか?」
「ニャッ!」
 少女は言葉が分からなかった。いや、言っていることは理解できるのだろうが、自分から人語を話せないといった感じだった。無駄に元気の良い返事はその証拠だな。
 どうしようかと悩んだ。このまましゃべることも出来ない少女の面倒を見るか、嫌なことが起きそうになる前に山に帰すか。
「……なぁ」
だから俺様は聞くことにした。
「ニャ?」
 初対面の筈なのに何故か俺様のことを全く怖がらない少女は、ジッと自分を眺めているその男を見つめた。その瞳には動揺とか恐怖とかは微塵も感じられなかった。ただ、俺様が次、何を言っても聞き入れるといった覚悟さえも感じ取れた。だから俺様も気落ちなく言えることが出来た。
「……ここに居たいか?」
 まず、ここがどこかも分かっていない状態の少女に聞く言葉ではなかったかもしれない。だが、これが最も的確な質問だと思ったんだ。あのとき、この少女は何者かから逃げていた。迫り来る恐怖から必死に逃げ、その結果があのボロボロ状態だったんだ。もし俺様があそこに行かなかったら、その何者かに連れ去られていただろう。それはもしかしたら『死』を意味していたかもしれない。だから俺様は直感的に助けた。そうしないとダメだと思ったんだ。結果、この少女は助かった。でも、それは今だけだ。ここから出て行っても、すぐにヤツ等に捕まるような気がした。
 少女はしばらく黙って自分の手のひらを見つめていた。その真剣な表情から何かを読み取ろうとしたが、俺様にはできなかった。
 そして、ネコミミ少女は言ったんだ。
「ニャッ!」
 強烈な意思表示だった。上体を起こして胸の前で両手をグッと握った少女がニヤリと笑うと、暗緑色の瞳もキラリと光ったような気さえした。
「そっか……、じゃあ取り合えず……」
 病み上がりにしては元気が良すぎる少女に顔を近づけた。少女はキョトンとしている。このまま変なことをしてもバチが当たらないような気がしたが、俺様はペリーもビックリするほどのベリーエレガント紳士だぜ? 甘く見るなよッ!
 俺様は女性が見たら誰もが惚れてしまいそうな笑顔で、
「はじめまして。これからよろしくなっ」
 挨拶した。ネコミミ少女は先ほどと同じようにキョトンとしていたが、今度はちゃんと反応が返ってきた。
「ニャッ!」
しかも満面の笑み付きでだ。流石にこの笑顔にはクラっときたぜ。免疫の無いガキだったらヨダレを撒き散らしながら飛び掛っているところだが、俺様はベリーエレガント紳士。常人とは一味も三味も違うのだ。
「あっ、ちなみに」
「……ニャ?」
「俺様のことはご主人様と呼べ」
「……ニャ?」
まず始めに言葉を教えないとダメだった……。

――――――――――☆

 予想外だったのは、このネコミミ少女が俺様と出会ってからの以前の記憶を無くしていた事だ。そんなバカなと俺様思ったからな、『今まで何処に住んでいたんだ?』、『自分の名前は?』、『お前は追われていたんだぞ?』と優しくいろいろ問いただしてみた。しかし、返ってくるのは『ニャ~……』と思わずこっちが謝ってしまったぐらい可哀想な鳴き声だった。
 恐らく、あの山での体験を思い出さないように無意識に記憶を閉じ込めたのだろう。それほどの恐怖だったんだな。だったらこの話はもう無しだ。イヤな記憶ほど思い出したくない。俺様も心底そう思うぞ。だからこれ以上言及するのを止めた。
 『ここに居たいか?』とネコミミ少女に聞いた時、ここに居たいと言ったのは恐らく本能的だったんだ。自分が以前居た場所は覚えていない。だけどそこにはもう二度と帰りたくない。だからここに居る。貴方の側に居たい。居てもいい? ふっ、任せろッ! と俺様は解釈した。
 それに行き場の無い少女を野放しにするほど落ちぶれちゃいないつもりだぜ。もし路上に一人ぼっちな少女が心寂しそうに座っていたら、俺様は少女をちゃんと家に連れ帰って警察に通報されないぐらいに遊んで無事に少女の家へ返すほどの漢だぜ?
 ちなみにコレは経験談じゃないから本気にしないでくれよ。マジで冗談だからな。通報だけは勘弁してくれ。ただ俺様は、可哀想な少女は決して見捨てない心優しき青年だということを強調したかっただけさっ。
 さて……、どこまで話したっけな……。レデンとの出会いが終わって……、あっ、そうそう……、保護したネコミミ子猫娘には『レデン』と誰もが唇を噛んで妬むような素晴らしい名前を授けてあげたんだ。レデンはその名前を大変気に入ったらしく、自分の名前を言えるように毎日声が枯れるまで特訓していた。何とか自分の名前を言えるようになったのはあの時から一週間あとぐらいだったかな。でもな、自分の名前を言えるようになってからが凄まじかった。あっという間に何でもしゃべれるようになってしまった。元々しゃべれたんじゃないのかと疑うほどの上達振りだ。いや、俺様の教育の仕方が良かったのかもしれないな。レデンにいろんなゲームのヒロインの声入りセリフを聞かせ、それを言えるようになるまで涙を飲んで厳しく教え込んだ。その結果、レデンはどんなヒロインの声をも真似できるミラクル少女へと変貌を遂げた。しかも俺様のことを自然に『ご主人様』と呼ぶようにもなった。いいか? 『ご主人様』だぜ? やばいだろ? いいだろ?
もう幸せすぎて死んでもいいと思っていたぜ。だからかな、

 予期せぬ負荷要素が現れてしまったのは。

 ある日、

――――――ピンポーン……

 来訪者がインターンホーンを鳴らした。
「……誰だ?」
 俺様の家を尋ねてくるようなヤツは、宅配お届け人爽やかスマイル付きか新聞の勧誘ニヤケスマイル付きしかいないぞ。いちいち対応するのも面倒なので、シュミレーションゲームをしているレデンに出てもらうことにした。宅配便なら品物を受け取ってハンコを押せる。新聞の勧誘なら切り刻むということもできる。それぐらいの対応は出来るようにはなっていた。
「レデン~、頼む出てくれ~」
 俺様は忙しいかった。レデンにいつか着せるための服を製作中だったからだ。今のところ『巫女服』、『ナース服』は完成している。今作っているのは『メイド服』。だが、ただのメイド服じゃ面白くないので、何の要素を含めるか悩んでいて苦しい。メイドと何をかけ合せればいいのだろうか。やはりレデンに合わせてネコの要素を含めるべきか……、意表を突いてキツネの要素を含むべきか……、これからの人生の行く末を左右する大事な決断だった。
「了解ニャ~」
 素直に返事をしたレデンは、17インチの画面の中で髪の長い女の子に蹴られている情けない主人公を置き去りにし、玄関まで走っていった。
「さてと……、ネコ……、キツネ……、ロボットの要素も捨てがたい……」
 頭に浮かぶ究極のメイドたち。いっそ全部合わせてしまってはどうだろうか?
 いやダメだッ! 
 瞬時に否定した。何を言っているんだ俺様は……。萌えの重要要素の一つにバランスというものがある。バランスを保てないモノは、何も生み出さない。萌えない。生きる価値すらない。ネコとキツネとロボットをかけ合わせたら個性が消え、ワケの分からんモノが生まれてしまうだろうが。まったく……、どうかしていたぜ。最近はレデンのトレーニングにずっと構っていたからな、俺様自身のトレーニングを怠っていたぜ。
よしっ、今すぐ“ツンデレアタックNO1(羞恥編)”を買いに行こう。そしてこの体が倒れるまでやり尽くそう。決意の炎が目と心臓に移り燃え上がった。
甲子園に行くと決めた球児9人分よりも固い決意を秘めた俺様は、残り幾ら入っているかも分からない財布を持ち出し玄関まで向かった。もうレデンが来訪者を追い出している頃だろうと思った俺がバカだったんだ。
「んっ、どうしたレデン?」
 まだレデンは玄関先で誰かとやり取りをしていた。
「あっ、ご主人様。ちょうど良かったニャ」
振り返ってこちらを向いたレデンは、どこか困ったような感じだった。

――――――「ご主人様だ~~~???」

 語尾が13段階ぐらい上がって疑問詞が強調された言い方だった。その声の主はレデンの前に立っている人物。太陽に向けている背中が仰け反るくらい胸を張って、<キッ>とレデン越しに俺様を睨みつけた。あぁ……萌えの神様よ……、レデンが萌えの神様かどうかは今のところ分からないが、もし居るなら何故この幸せを壊そうとする? これはアレか……飴と鞭か? 残念だが、俺様はSの才能はあるがMの才能もある。効果は抜群だぜ。
 まぁ……、その来訪者は俺様の妹の『新谷美鈴』だったワケだ。強暴だから気を付けた方がいいぞ。っていうか見たら逃げろ。判断を誤るとこの世から消されてしまうぞ。何故こんな危ないヤツが家まで訪ねてきたのかは全く身に覚えが無かった。美鈴とはここしばらくは会っていなかったからな。もう……、何年になるかも分からない。だから昔のように普通に接してみた。
「よっ、誰かと思ったら美鈴じゃないか。来るならちゃんと言ってくれよ。そうだったらちゃんとココを引っ越してお前の目の届かない秘境に宅急便で送ってもらったのに」
「だから電話しなかったのよッ」
 相変わらずいつも怒っているヤツだった。昔から全然変わっていない。性格はその人の本質だからな。中々変わるものじゃないんだな。では外見特徴はどうかというとそうじゃなかった。これは結構変わっていた。俺様の頭の中に入っている忌々しい昔の美鈴像と今の美鈴像をトレースしてみた。照合して出した該当率、ジャスト70%。30%分の誤差が生じられた。その原因として考えられたのは、縦の長さである身長、横の長さであるバストとヒップ。よくここまで成長したものだと感嘆するぐらいだった。そう言えば美鈴を最後に見たのは美鈴が中学生と時だっけな……、当時の美鈴はそれはそれはガキだったなぁ……。
「何ニヤケてんのよッ」
 玄関の外から怒号が飛んできた。
「バカ兄貴が最近どうもおかしいって言う情報が入ったからわざわざ来てあげたら、私の予想を遥かに超えてバカ兄貴が変になっていた私の気持ちが分かるッ!?」
 そしてズカズカと豪快将軍のような足取りで勝手に入ってきた美鈴は、ネコの後頭部の柔らかいところを摘む力×五万倍のパワーで俺様の胸元を摘み上げた。
「く……苦しッ」
「それにコレは何よッ!?」
 両手から片手に持ち替えて俺様を持ち上げた美鈴は、空いた左手で玄関に佇んでいたレデンを指差した。相変わらずのバカ力だ。
指差された当人は二秒ぐらい『ニャっ? ニャっ?』とあたふたしていたが、
「レデン、“コレ”じゃないニャっ」
と、少しながらの反抗声明を出した。
「レデンはレデンニャっ。“コレ”じゃないニャっ!」
 さらに付け加えた。
「はいはいっ、良い子だから少し待っていてね」
 レデンの自己主張をまるでお茶漬けを飲み込むようにサラッと流した美鈴は、
「今からバカ兄貴と“お話”しに奥の部屋に行くから、レデンちゃんはここで大人しく待っていてね~」
 空いている左手で今度はレデンが着ているTシャツをキャッチ、そしてレデンごと椅子へリリース。レデンもコレにはビックリして声も出せなかったようだ。俺様もリリースしてもらうと助かるんだがな。っていうか今、コイツ両手で人間二人を持ち上げたぞ。もう人間じゃないんだな美鈴よ。このバケモノッ!
「じゃあ私たちは奥でじっくりとお話しましょうね~」
 口元が少し引きつった笑みを浮かべながら、美鈴は俺様を地に下ろすことなく、そのままの体勢で即席死刑室と化してしまった奥の部屋へ向かった。
 このあとの美鈴とのやり取りは……悪いが思い出したくも無い。イヤな記憶は呼び起こすものじゃない。そう思うだろ? まぁ……、途中から何故か記憶が無いから思い出したくても思い出せないんだ。予想だと、レデンとの出会い話 → レデンとの共同生活話 → レデンの調教話あたりで、美鈴がキレて俺様の頭蓋骨でも粉砕したんだろうな。
 でだ、その次の日には、
「私、引っ越してきたから」 
大荷物を持って、隣の402号室へと何度も往復するマイシスターがいたわけだ。アハハッ。もう笑うしかないよな。ほらっ笑えよ。ア~~~~~~ハッハッハッハッハッア~~~~~~~~ッッッ!!! 笑えるかぁぁッッッ~~~!!!
 引越しを一人でする美鈴を絶望の眼差しで眺めていた俺様を、レデンが優しく撫でてくれたときは、数年ぶりに不覚にも泣いた。悲しかった。世の中の摂理を恨んだ。真夜中の神社に突入して、ご神木に美鈴の顔写真付きワラ人形を押し当て『美鈴ぅ~、美鈴ぅ~』と怨声を発しながら顔面に五寸釘を叩きこみたかった。だけどそんなことをしたら、美鈴が闇から現れて俺様の顔面に直接五寸釘を打ち込む危険が発生するので、何とか思いとどまった。
 まぁ……、美鈴が隣に引っ越してきてから今日までいろいろなアクシデントが起こったよ。どれもこれも常人なら極大円形脱毛症になってしまうほどの出来事だった。例えば、俺様がレデンを教育しようとすると美鈴が邪魔しに来て家が半壊したり、なけなしのお金で激レアフィギィアを買ってくるといつも美鈴に全壊されたり、レデンと美鈴が最初はギクシャクしていたのに徐々に打ち解けていったり、もう不幸すぎて死にたいと思ったぜ。

 もう……この辺で自己紹介を終了してもいいよな? もう疲れた。もうイヤだ。思い出したくも無い。全て美鈴が原因。美鈴が悪の根源。美鈴さえいなければ俺様の天下。だったら美鈴を消せば良い。よし消そう。だけど百パー返り討ちにあってこっちが世界から消滅してしまう。だから現状維持。気が狂いそうになる。分かるか、この苦悩がッ、怒りがッ、誰か吸引してくれ。

――――――「ご主人様? 何ボ~っとしているニャ?」

「へっ?」
 腕を引っ張られた。不意に視界が明るくなる。
「シャキっとするニャっ」
また引っ張られた。今度は強く引かれたので足元がよろめいてこけそうになった。体勢を立て直しつつ横を見ると、そこには少し怒って頬を膨らませたレデンがいた。
「おぉ、レデン……。どうした?」
「どうしたじゃないニャ。ボケ~としていたご主人様が一体どうしたんだニャ?」
「……ボ~っとしていたか?」
「ボ~っとしていたニャっ」
 ふむ……、どうやら考え事をしていたらしい。何を考えていたか……忘れちまった。何だっけ?
まぁいいや。そんなことよりも思い出したことがある。俺様とレデンは仕事に行く途中だったんだ。周りは人ごみでいっぱい。無駄に高いビルも勢ぞろい。地上は都会独特の人模様で彩られている。レデン一人だと迷うこと間違いなし。急いで現状を確認する。完了。俺たちは横断歩道の手前で立ち尽くしていた。青信号なのに渡ろうとしないのは俺たちだけで、周りの連中は足早に進んでいく。その内の半数はレデンの頭に生えているネコミミやお尻の尻尾に興味を示し、歩を止めていた。そんな連中に営業スマイルで微笑みをばら撒き終えると、レデンは俺様の後ろに回った。
「ご主人様が動かないとレデンは何処に行けばいいかも分からないニャっ。シャキっとするニャッ<どんっ>」
 背中を両手で軽く押された。いつの間にか青信号は点滅している。
「へいへい……、悪ぅございました」
日に日に強気になっていくレデンを見ると嬉しくもあり、これがどう考えても美鈴の影響だと思うと悲しくもあり、そんな感傷に浸っているヒマも無いぐらい最近は忙しくてもうクタクタだ。レデンが家に着てから何故か依頼が殺到。気が付くと、俺たちはこの世界ではちょっとした有名人になっていた。正にレデンさまさまだ。萌えの神様ありがとう。   
だけど、レデンに本物のネコミミや尻尾が生えているのは俺様と美鈴しか知らない。もし、このことが外部に漏れたらとんでもないことになる。とりあえず一番厄介なのはレデンを追っていたアイツ等だ。今もレデンを探している可能性がある。レデンのためにも俺様自身のためにも、事は慎重に進めなければならない。
レデンの記憶が戻ってくれれば、手っ取り早く連中の居所が分かり、美鈴に連中のアジトを壊滅してもらえるのだが、今のところレデンの記憶が戻る様子は見られない。寝言でたまに変なことを口走ることもあるが、俺様は無視することに決めている。『カツオ節』、『お母さん』の単語が良くレデンの寝言に出てくる。前者はどう考えても何の価値も無い情報だろう。カツオ節はレデンの大大大好物だからな。夢にでも出てムシャボリ食っている様が頭に浮かぶ。ちなみに後者はどう考えても最重要要請しなければいけない情報だ。
『お母さん』。そう呟くレデンはいつも苦しそうだった。でも次の瞬間『カツオ節ニャ~!』と寝ながら叫び出すので無視することに決めたんだ。まぁ結論としてはだな……、俺様が幾ら憶測を出そうが、レデンの記憶が戻ればそれが一番信用できるワケだ。だからレデンの記憶待ちって状態だ。記憶が戻るその日がいつかは来るのかもしれないが、来て欲しくはないな。ノストラダムスの大予言並に来て欲しくない。来るんじゃねぇぞ。ノストラダムスの大予言は普通に外れてくれた。だから俺様のこの直感も外れてくれることを願う。こんな日々が、いつでも続けば良い。邪魔をするヤツは誰だって許さない。
 
「行くぞ、レデン」
「了解ニャッ」
 
一歩で進める距離が違うので、レデンは忙しなく駆け足で俺様の横にいようとしている。見ていて微笑ましい。ガンバレよ、レデン。俺様はお前の味方だぞ。
「何で笑っているニャ?」
「……別にいいだろ」
「変なご主人様だニャ~」
「へいへい……、約束の時間に遅れそうだから少し走るかっ」
「了解ニャっ!」

俺様の名は新谷和也。ヲタク専門の何でも屋。助手のレデンと共にどんなに困難で難関な依頼も達成する萌えのスペシャリスト。仕事の依頼は電話番号×××―××××ー××××までどしどしお寄せくださいだぜっ。期待に答える仕事をするのがモットーです。


「mixi疲れ」を心理学から考える


 ちょっとコピペして今日の日記は終わります……、ちょっと何故か疲れちゃって……www


「mixi疲れ」を心理学から考える
「正直、mixiに疲れました」――mixiでたくさんのマイミクと交流している人が、「疲れた」と言って突然mixiを辞めてしまうことがある。なぜだろうか。
2006年07月21日 17時07分 更新
 SNS(ソーシャルネットワーキングサイト)「mixi」で頻繁に日記を書き、多くの「マイミク」と交流している人が、コミュニケーションに疲れ切ってmixiを突然辞めてしまう――「mixi疲れ」とでも呼ぶべきこんな“症状”が、一部のmixiユーザーに見られている。

 自ら好んでmixiに参加し、コミュニケーションしているはずなのに、辞めたいほど疲れてしまうのはなぜなのだろうか。SNSのコミュニケーション心理に詳しい野村総合研究所上席研究員の山崎秀夫さんに聞いた。

やめられない、止まらない
 「日記を書いてから5分以上レスが付かないとそわそわします。病気かもしれません」――mixiユーザーの中村初生さんは自らを「mixi依存症」と認め、2004年のある日記にこう書いた。当時の中村さんは、ほぼ毎日日記を書き、友人からのコメントにも欠かさず返事していた。


日記にコメントが付いたことを伝える赤文字を見るのが嬉しい、というユーザーは多い
 mixi日記は、ユーザーによっては、一度書き始めると止められなくなってしまう。日記へのコメント機能やアクセス履歴を表示する「あしあと」機能が、ユーザーに「快感」を引き起こさせるためと、山崎さんは説明する。

 自分の日記にあしあとやコメントが付くと、周囲から認められたという「認知欲求」、自分を受け入れて欲しいという「親和欲求」が満たされ、それが快感になるという。好意を持っていたり、尊敬している相手からあしあとやコメントが付くと、さらに高い快感が得られるため、快感を求めて日記を更新し続けるという“中毒”症状につながる。

 加えて「好意の返報性」も働く。人から受けた好意に対して同じだけの好意を“お返し”し、心のバランスを保とうとする作用で、mixi上では、自分のページにあしあとをつけたり、日記にコメントをつけてくれた人に対して、あしあとやコメントを返そうとする行為として現れる。これによって相手にも好意の返報性が働き、自分の日記にコメントやあしあとが付きやすくなるため、応酬がエスカレートしていく。

 つまり「コメント欲しさに日記を書く」→「コメントが付いて嬉しくなる」→「コメントをくれた人の日記にもコメントを返す」→「自分の日記へのコメントが途絶えると、コメント欲しさに新たに日記を書く」──というサイクルが際限なく続くのが“mixi日記中毒”の正体と言える。

マイミクは「社章のようなもの」
 友人同士をリンクで結ぶ機能「マイミクシィ」(マイミク)が、この応酬をさらにヒートアップさせる。ユーザーは、別のユーザーにリンク申請して承認されると、自分の「マイミクシィ一覧」上に相手が表示される。マイミクはいわば、友人である証だ。

 山崎さんは「マイミクは、社章のようなもの」と言う。社章を付けた人は、その会社の社員であることを強く意識し、社員としてのふるまいを強化する傾向があると考えられている。A社の社章を付けた人は、より「A社の社員らしくふるまおう」と意識するといい、社会心理学で言う「役割効果」が発揮される。

 マイミクも役割効果を持っているという。マイミク登録・承認することにより、「私はこの人とマイミク(=友人)なのだから、友人らしい振る舞いをしなくては」と意識するためだ。

 mixi上では、あしあとを付けたり、日記にコメントすることが友人らしいふるまいとなる。少数のマイミクだけと付き合っている間は問題ないが、見知らぬ人や1度きりしか会ったことがない人など「にわか友達」をマイミクに加え始め、全員のページにあしあとやコメントを付ける――という作業を繰り返していると、だんだん無理が出てくる。

 見知らぬ多数のマイミクと親しく振る舞おうとする努力は、飲食店店員の笑顔のようなものという。当初は、少ない客に対して心からの笑顔を見せていた店員も、客が増えて忙しくなるにつれ、笑顔が義務化し、笑顔を作ることに疲れ、ストレスをためてしまう。関係が薄いマイミクにあしあとを付け、コメントを付けては疲れるという“mixi疲れ”の症状も同じ構造だ。

“mixi疲れ”から抜け出すには

「mixiは、使う目的を意識して利用して」と山崎さん mixi疲れから脱却するためにはどうすればいいのだろうか。山崎さんは、(1)mixiは土日だけしか使わない、といった自主規制ルールを決める、(2)マイミクの数を整理する、(3)会ったことがないマイミクと会う機会を作り、自分と合う人か見極める――といった解決策を提案。最終的には、ユーザーの精神的な自立が必要と説く。

 とはいえmixiは、職場や近所などリアルなコミュニティーの付き合いが希薄となった現代で、その枠を超えた“社交”を可能にし、日々のストレスをいやしてくれるツール。その意味では「国民栄誉賞もの」と山崎さんは評価する。

 mixiをコミュニケーションツールとして気持ちよく使うためには、依存からの脱却は不可欠だ。米国で9000万ユーザーを集めるSNS「MySpace」では、SNS依存についての議論が始まっているという。日本でも、真剣に考えるべき時が来ているのかもしれない。


 ボクは楽しくやっているからそれでいいのだっ♪


感情表現辞典


 インターンシップ先にはいろいろな面白い本がありました。
 その一つに『感情表現辞典』というものがあります。

 人間の感情には、「喜・怒・哀・恐・恥・好・厭・緊・安・驚」などなど、細かく分けると46種類にもなります。多いっ♪

 人間とは、それほど複雑な感情を持つ生物なのですね。すごいですよね~☆

 で、この『感情表現辞典』は小説を書くときに大変役立つと思ったので、買うよ。

 えっとぉ……、こういうときはどんな感情表現をしたらいいかな……、『喜びが楽音のように残る』かなっ。『興奮して酔う』かなっ。
 とりあえず、感情を表すというのは難しいし面白い。

 貴方は楽しいと思ったら、それをそのまま言葉で表すとき、『楽しい』とか『面白い』とかじゃなくて、それを少しかじって『腹が痛いほど面白い』とか、『めっちゃ楽しい』とか言いますか?

 感情とは、その場面や思う人によって異なるのです。

 だから、その人がどう思っているかを表すのに、この『感情表現辞典』は役立つかなっ♪

 
 あっ、今日の卓球の戦績は、『22勝5敗』で『今日も』僕の勝ちっ♪ 日に日に二人とも上手くなって行くッ! これぞ……真のライバルの証っ☆ でも僕の方が上手いぜっ、ふっ。


僕の声 Part2♪


 さて、今日もこの番組が始まるよっ、その名も、

 『シミコンが歌っちゃったでショータイムっ♪』 Part2

 ア~~~~~~ワワワ~~~~(ターザンが空中を飛ぶ)

 はいっ、ターザンさんによるデモンストレーションも無事終わったので、本番の『僕の声』に移ります。

 今回は『夢想歌』を歌いました。とっても歌いやすく、心に染みる名曲です。
 コレを気に、貴方も歌ってみることを強くお勧めしますっ♪

 今回は真面目に歌ったので、自信作ですっ、聴いてみてくださいっ♪

『夢想歌 by シミコン』

 今度はメグメルかぁ……、高音と低音どっちで歌おっかなぁ……。

 あっ、今日のインターンシップもめがっさ面白かったにょろっ♪ マップ用のレッサーパンダを描いたら褒められたっ♪
 プログラムも友達が頑張っていてくれているので順調です。
 卓球の戦績は19勝8敗で『今日も』僕の勝ちっ♪
 ちゃんと仕事が終わってからやっているので大丈夫ですからねッ! 日に日に試合回数が多くなっていっているような気がしますが、それは昼休みのご飯を食べる時間を削ってまで卓球しているからですねっ♪


雨降れば人は死ぬ

sora


 昨日の大雨で、僕が住んでいる町、福井市で災害が発生しました。
 裏山が崩れて、その下の民家に土砂が流れ込んだそうです。住んでいた人が二人亡くなりました。さらに困ったことに、ガス貯蔵庫が土砂によって破壊され、ガスが漏れ出し近隣の住宅街に広がりました。
 僕の家はそこから五キロほど離れていたので問題なかったですが、昨日の夜にそんなことが起こっていたなんて全然気が付きませんでした。
 災害に遭ってしまったお二人には心からご冥福をお祈り致します。残された家族が可哀想にもほどがあります。

 僕は雨がキライです。
 福井豪雨はおじいちゃんの命を削り、家の思い出を削り、夏休みの時間を削りました。許せないんです。気を許すとプッツンいってしまいます。
 だから今回、川が氾濫しなくて本当に良かった。嬉しかった。

 だけど、他の県ではもっとひどい災害が発生していた。

 長野では堤防が決壊して鉄砲水、死者・行方不明者多数。
 京都では、福井と同じように裏山の土砂が崩壊し土砂が民家へ雪崩込み、死者二名。

 今回の雨で死者・行方不明者は全国で20名以上。

 僕は雨が大キライだ。



 えっとぉ……、話は変わりますが、今日のインターンシップも楽しかったっ♪ javaプログラミング言語も結構イイじゃんっ☆ 
 卓球は……、11勝4敗で今日も僕の勝ちッ♪


ちょwwwwwwwwww


 川が氾濫し、家が水没しそうなのにネタを出す僕を誰か褒めてッ!!!  

 『アニメロCM「ひぐらしのなく頃に」 』
 
これは原作とかアニメを知らないと面白くないなぁ…、なぁ…。


『1億円当てた人が…』


 よ~~~く見てください。どこかで気づきます。

 なんでこの人……、 (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル

 恐ろしい……。こんな世の中間違っているッ。ミトメタクナイ。


 こんな時は↓な画像を見て心を洗わないやっていられませんッ!
 
 川よ……、頼むから氾濫しないでくれ……、氾濫したら反乱して半乱して犯卵して斑ランするからなッ!!!

   涼 し げ な  壁 紙 よこせ


インターンシップっ♪


 面白かったっ♪
 
 いや~、いいところでした。マジで。

 今日は『ドラゴン曲線』を腕鳴らしにプログラミングで描き、今後の活動として、町のPR用アプリケーションを製作することを決めたところまでやりました。さっき帰ってきたところです。
 まぁ……、帰るのが遅くなったのは○林クンのせいだな。
 
 (遅くなった理由)
 
 研修先に卓球台が置いてあった。
 そして昼休み。
 「やろうぜ、しみっちゃん」(○林)
 「うん」(僕)

――――――コッココッパチコーンッ!
 
 昼休みの戦績。
 11点マッチで5試合。四勝一敗で僕の勝ち。

 仕事が終わって8時ぐらいからの戦績。
 11点マッチで10試合。八勝ニ敗で僕の勝ち。

 卓球も面白かったですけど、一番良かったのは研修先の人たちが仏の如き良き人たちだったということです。

 いや~、仕事も楽しいし卓球も楽しいし人も楽しいしサイコーだぜぃ。
 
 これから三週間とちょっと……、楽しくなりそうですっ♪


僕の声

 
 今日のカラオケで、もうそろそろで解散といったところで、僕は何を思ったかは知りませんが、友達に一言もしゃべるなと命令し、友達はそれを守った。

 で、僕は偶然持っていたデジタルカメラを黒い布で囲った。

 で、携帯に入っている「ちいさな手のひら」を流した。

 で、カメラのスイッチON。

 で、youtubeに公開。

 

 貴方はこのシナリオを拒否する権利があります。

 もし、ご覧になられる方は、2分40秒頃からお聴きください。最初の方は全然ノッていませんでしたっ♪ それに声も枯れてたし…(・∀・)

 『ちいさな手のひら bu シミコン』

 それ退却、退却~☆


人は生まれながらに平等じゃない


 今からオバサンのお店でタダでカラオケしてきます。

 友達とノド自慢大会だッ!!!

 美味しい氷とかお酒もあるけど、運転しないといけないから飲めない~orz

 あ~、世の中ってなんて不平等なんだ~。お酒飲みたいな~☆

 僕は憎む……、こんな世の中の不条理をッ! (σ゚∀゚)σ


続きを書くのは一時休憩


 僕は今、自分の書いている小説”ツンデ・レデン・刹ッ”を最初から読んで、追加文章を書き足しているんですけど、

 書き足す量がハンパねぇ……orz

 最早、最初から書き直しているといっても過言ではありません。僕の小説の書き方は、どんどん場面を進めていくというモノだったので、情景表現や心情表現を表している文章が全然足りていないのです。読み直してそれを再確認しました。

 で、このまま直していくと、最初220ページだったものが300ページまで増えそうな勢いです。多いわっ!!! それに直すのって結構が時間がかかりますッ!

 でも、情景表現や心情表現を考えるのは面白いです。どうやったら読み手にイメージが伝わるかどうか考えるのは良い勉強になります。

 直し終えて、学園祭編が終わったら、どこかに投稿してみましょうかねっ♪ いつになることやらっ☆
 
 学園祭編が100ページで終わってくれれば良いんですけどね……。


”ツンデ・レデン・刹ッ”の第23幕


 ふぁ~、疲れる~☆ 今まで書いた小説を見直しつつ、新しい話を考えるのは中々大変ですね。しかも、見直ししているときに誤字を発見したりすると落ち込むし、追加した文章がかなりあって、今25ページ分の見直しをしただけで、追加文章で3ページ増えましたよ。
 だ~っ、疲れる~~~っ、けど楽しいっ♪

 では、”ツンデ・レデン・刹ッ”の第23幕 メイド喫茶計画

 スタートッ!



第23幕  メイド喫茶計画



 残りHP3というギリギリの状態ではあるが、俺は自分の足で教室に戻っている。木造の校舎の廊下は所々が傷んでいて、一歩進めるごとに<ギシッ>と軋むんだよッ!
 あの後、俺はズタボロになるも何とか生き残った。もし常人があの攻撃を受けていたら、すでにお前は死んでいるッ、状態だぜ?
視線を廊下の床から真正面に垂直移動する。その先には、レデンと野々原とマドフェフカが仲良く並んで歩いていた。
 俺を切り刻みまくったおかげで、レデンのストレスは綺麗に消滅したのだろう。前を歩く集団からはしきりに笑い声が聞こえてくる。今のところは安全なようだ。
 なぁ……、思うんだけどさ……。このままの上機嫌を永久保存し、一生この上機嫌を維持させることが出来る装置を誰か作ってくれよ。そうすれば、俺は切り刻み地獄に陥ることは無くなると思うんだ。
 そんな夢の有る話を脳内処理していると、

「ニャ~! もう授業が始まるニャ~」

 心成しか嬉しそうなレデンの声が響く。
「今何時だ?」
 さっきの戦闘でボロボロになってしまった自分の腕時計を見ると、午後の授業開始までギリギリの時刻だった。
「ご主人様も早く入るニャ~」
 レデンはこっちには振り返って、いつも通りの笑顔を振りまいてくれた。
「あぁ……」
 扉は開いていたので、そのまま俺達は中へ入っていった。見ると、俺達以外のやつらはすでに席に座っていた。
「間に合いましたね。レデンさん、野々原さん、マドフェフカさん、……」
 時雨はというと、黒板前の教卓台に立ち、何故かお腹を押さえながら今入ってきた自分の生徒たちを確認していた。心なしか少し顔色が悪いように見える。
「……えっ……?」
 それに、時雨はレデン達の後ろから姿を現した俺と目が合うと、何故か口をあんぐりと開けて硬直してしまった。
 俺はそんな時雨を無視して、ゆっくりとパイプ椅子に座った。

――――――ギュルルル~

 同時に腹が鳴った。
 そうだよ……、俺は昼飯食ってなかったんだよ。はぅ……、違う意味で苦しい。確か時雨のオニギリがあったな。
 オニギリ供給機の時雨の存在を思い出し、教卓に視線を移した。そこには、俺を見て「あわわ~」と変な事を言って驚いているダメな女がいた。
「時雨先生、オニギリまだ残っているか?」
 いつもよりかは優しく言ったつもりだったが、時雨の様子がおかしい。まるで俺の声なんて聞こえていないのか、ガタガタと震えているだけだ。
「おい、時雨先生~聞いているか~」
 空腹でキレかけていたので、軽くド突いてやろうかと思っていたら、
「し……新谷先生がッ……!」
「……何だよッ」
「縮んじゃっていますっ!」
 ガビーンという音が何処からか聞こえてきてもいいような驚き方だった。
 だが、そんな音が聞こえるわけは無い。代わりにクラス中の視線が俺に集中したぐらいだな。
「ししししし、新谷先生ッ? どどどどどうし」
「まぁ落ち着け」
 時雨の肩を掴んで、UFOキャッチャーの要領で俺がさっきまで座っていたパイプ椅子に<ウィーン><ガチャンッ>と投下成功。
 うっ……、動いたら余計に腹が減った……。腹に穴が空いたぐらいだからな。いろいろ抜けたんだろうな。
 やばい……、早く何か食わないと……。時雨の肩を掴む手に力が入る。
「そんなことよりもオニギリはどこだッ!?」
「え……、はひ……、教卓の上に……」
 時雨の指の先……、なるほど……、昼休みの時から手付かずの状態で確かにそこにある。
 あれっ? と言うことは、
「何だ……、時雨先生もまだ食べていないのか?」
「は……はひ……」
 空腹のせいか、あんまり呂律が回っていないぞ。俺なんか待っていなくても良かったのにな。女って妙なところで律儀なんだよな。だけど、待っていてくれて嬉しいぞ。
 だから少しだけ、ほんの少しだけ感謝の意を瞳に込めて時雨を見つめた。
「済まなかったな、待っていてくれたのか。ほらっ、早く食べようぜ」
 オニギリの1つを時雨に投げて渡した。危うく落としそうになったが、時雨は何とかキャッチしてくれた。それを見届けてから、俺はオニギリをかじった。
「おぉっ、何故だかかなり美味く感じるぞっ!<ムシャムシャ>」
 昨日と同じ具が入っているオニギリ。それが無性に美味かった。
「そ……それはどうも……<ムシャムシャ>」
 しばらく<ムシャムシャ>だけがこの空間に漂った。
他の奴らは沈黙を守りつつも、俺をジ~ッと見ていた。何がそんなに珍しいんだろうな?  まぁ、女の子に見つめられるのはキライじゃないからいいけどな。
「ご馳走さんっ」
「お粗末さまです<ムシャムシャ>」
 時雨はまだ食べ終えていない。早くあの話をこいつら皆に発表したいっていうのによっ。
 不意に何かが手に当たった。
「あっ」
 飲み物発見。教卓の上に銀色の水筒がポツリ、中身は不明。だけど、ノドが乾いて死にそうだぜ。
「これ、時雨のか?」
 手についた米粒を慎重に取って口に運んでいた時雨は、その動作を一時中断して俺を見た。
「はいっ、グレープジュースが入っています」
「飲んでいいか?」
「どうぞ」
 承諾を得たのでフタを開けて、水筒を傾けると中からは薄い黄色の透明な液体が出てきた。さっき見た変な青色をした液体とは比べほどにならないほど美味しそうだ。
 フタに並々満たされたジュースを一気に飲み干す。
「プハーッ、これ美味いなっ」
 今まで飲んだジュースの中で一番美味いと言っても過言じゃなかった。
「はいっ、私が作りましたっ」
 満面の笑みを浮かべた時雨の手には、もうオニギリは残っていなかった。
「時雨も飲むか?」
「え……、はい。飲みます」
 フタを時雨に渡し、水筒の中身を注いでやった。
「……………」
 だが、時雨はジュースで満たされた水面をじっと見つめたまま、なかなか口を付けようとはしない。
「おい? 早く飲めよ」
「えっ? ははは……、はいっ」
 急に顔が赤くなったような気がする。スーハー、スーハーと呼吸を整える音も聞こえる。時雨……、ついに壊れたのか。

――――――グイッ
 
決心がついたのか、時雨はピンとご立派な姿勢に整えてから、勢い良くフタの中身を飲み干した。……と思ったら、
「ゲホッ、ゴホッ、気管に……、ゴホッ……」
 軽く咽ていた。
「何をやっているんだ……」
「ゲホッ……、すいま……、ゴホッ……、せん……」
 咽たせいかは知らないが、時雨の瞳は薄っすらと潤んでいた。
「ふー……、死ぬかと思いましたよ」
「それは昼休みの俺にこそ相応しいセリフだな」
 腹に穴が多数空き、変な薬を飲まされ、レデンの攻撃にも耐えた……。何てヒドイ昼休みだったんだろうか……。やべっ、泣けてくる。
「ほえ? 何かあったんですか?」
「あぁ、良く見ろよ。全身ズタボロだろ?」
 時雨に俺の姿が良く見えるようにポーズを取ってやった。
「そんなことよりも、新谷先生の体が縮んでしまったことの方が気になりますよッ」

……そんなこと?

「そんな事とは何だッ、そんな事とはッ!!」
 俺があの短い時間にどれだけの死線を潜り抜けてきたと思っているんだッ。そんなことを言ったのはこの口かッ、おいッ。
「あぐぐぅ~……! 頬っぺたが千切れます~!」
 両手で時雨の頬っぺたを思いっきり引っ張ってやった。時雨の頬っぺたは恐ろしいほど柔らかかったが、流石にこの怒れる力を分散させることは不可能だったようだ。
「ごめんなしゃい~」
 まるで小さな女の子が、お母さんに叱られて泣きながら謝っているかのようだった。
「よしっ、分かればいい!」
 離してやる。
「あぐぅ……、ヒドイですよ」
「人の気持ちを考えない時雨先生が悪いッ」
 シクシクと泣き出した時雨はもう放っておこう。今、この場で言うことの方が何倍も大事だ。

 教卓に立った俺は、さっきまでの俺と時雨のやり取りを黙って見ていてくれた心優しいこいつ等に、単刀直入に話を切り出した。
「え~、諸君。5時間目の授業は一時中断だ。俺の体が縮んでしまったことにもノーコメントだ。何故なら、授業よりも俺の体よりも、もっと遥かに重要な話がお前達にあるからだッ」
 俺の体が縮んでしまったことに関してはノーコメントで宜しくと言ったのに、所々で、「野々原さんの薬のせいね……」、「今回は若返りの薬を作ったか……」、「モルモットがいてくれて助かった」などと聞こえてきた。
 はぁ……、コイツらのせいでイヤな事を思い出してしまったじゃないか。あまり考えないようにしていたのによ。だけど……、まぁ……、野々原に対する復讐は次の機会に取っておくとして、今はメイド喫茶の話の方が先決だな。心の切り替えというものは、結構大事なんだぜ?
 黒板に振り返った俺は、白いチョークを力強く持ち、書道の達人になったつもりでこう書き殴った。

――――――「モウマンタイ組メイド喫茶化計画ッ!!!」

 見事な達筆だ。惚れ惚れするぜ。
 しばし自分が書いた字に見とれてから、説明に入った。
「ふっふっふっ……、詳細を今から言」
 えなかった。

――――――ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……

 我がクラスの女子達のマドフェフカ以外は全員立ち上がり、なんとも言えない憎悪やら悪意やら、そんなマイナスなエネルギーを大量に放射しつつ、ギラギラとした殺人者の瞳で俺を睨んでいる。いつものパターンなら、ここで俺は撲殺惨殺絞殺されるんだが、今回はそうはならないんだよな~。
「ふっ……」
 ジョークを軽く鼻であしらう様に、微笑をこぼしてしまった。
そんな俺の仕草を見て、モウモンタイ組のやつ等は少しだけ動揺したのか、殺人者の瞳から傍観者の瞳へとランクダウンさせた。ここで一気に畳み掛けるッ。
「ふっふっふっ……、お前達? 何を勘違いしているんだ? コレは俺の決めたことじゃない。そこに座っているマドフェフカ委員長が決めたことなんだぜ?」

――――――『えっ?』

 皆がマドフェフカを一斉に見る。見られた当人……、マドフェフカはというと、じっと下を向いて俯いていた。
「お……、おいっ。マドフェフカッ? 本当なのかよッ!?」
 レデンの後ろの席で叫んだのは九尾 紺。レデンと同じような耳とシッポを持ち、その紅蓮の如き赤き髪は見る者全てを魅了する美しさだ。だが、その髪の下にいる九尾本体は、どうしようもなく気が強くてムカツク。
「なんとか言えよッ、マドフェフカッ」
 声も高い。コイツはいつもこんなにも騒がしいのだろうか?
「おいおい九尾……。そんなに怒鳴るなよ。今からちゃんと説明してくれるさ。そうだろ、マドフェフカ委員長?」
「……はイ……」
 力なく立ち上がったマドフェフカには、生気は感じられなかった。
だが、しゃべる元気だけは残っていたようだ。

「皆さン……、我がクラスは学園祭で“メイド喫茶”を行いまス。異論ハ……、認めることはできませン……。以上でス……」
 そして、崩れ落ちるように席に座った。
「……だそうだ? 納得したか九尾」
「できるわけないだろッ!」
 <バンッ>と自分の机を叩いた九尾は、まるで親の敵でも睨みつけるかのように俺を見た。
「マドフェフカに何をしたッ?」
「別に? マドフェフカには委員長としての役割を担ってもらっただけのことさ。それ以上でもそれ以下でもない」
「黙れこのクソ野郎ッ! おいっ、マドフェフカッ! こんなヤツの言うことなんか聞かなくていいんだぞッ!」
 何だか俺が悪者みたいな言い方だな。心外だぞ?
 九尾の叫びに少しだけ顔を上げたマドフェフカだったが、
「……ごめんなさいでス……」
 すぐにまた俯いてしまった。
「まったく……、九尾も困った奴だな。委員長の決定はクラスの決定。 何者にも変えることはできないのさ」
「……このクソ教師ッ」
 まるでティラノザウルスに睨まれているかの様なすごい殺気だ。だが、それがどうした。お前は逆らえないんだぞ。その事実を丁寧に教えてやることにする。
「……九尾、それ以上うるさくすると、お前らには激やばメイド服を贈呈することになるぞ?」
「……ッ!」
 殺気が消えた。代わりに生まれたのは動揺。
「ひ……卑怯者ッ」
「ん? 何のことを言っているのか俺には分からないな」
 笑いがこみ上げてくる。俺に抵抗できないだろう……、このクソガキッ。
「……くっ……そぉ……!」
 ようやく諦めたのか、九尾もマドフェフカと同じように俯き、席に座った。その様子を心配そうに見守っていた皆も、九尾が諦めてしまったので仕方なしにと着席した。

 俺は確信した。これで……、もう誰も逆らうことはない。だから言っただろ? 俺は一度やると決めたことは必ず実行する男だと。メイド喫茶を邪魔することなど、最初から不可能だったのさ、きゃほ~いっ。独裁ってこういうもんなのかね。
 気分を良くした俺は、話をどんどん進めることにする。
「よしっ、皆が快く受け入れてくれたところで、今後の活動予定を決めたいと思う。マドフェフカ委員長。今から俺が言うことを黒板に書き綴ってはくれないかな?」
 皆がまた一斉にマドフェフカを見た。だが、今度は誰も声を賭けようとはしなかった。さっきまで元気良く叫んでいたいた九尾も、今では大人しくしている。
「……分かりましタ」
 ユラ~っと立ち上がったマドフェフカは、自分に皆の視線が集まっていることを気にするそぶりも見せず、路上を彷徨う浮遊霊のようにフラフラ~と黒板の前まで歩いてきた。そして白いチョークを持つと、何故かそれをジ~ッと見つめた。まるで、先の尖ったナイフを見ているかのように。
 俺はすかさずマドフェフカとの距離を取った。何故なら、今のマドフェフカに背中を向けると襲い掛かってきそうだったからだ。
「(危ない危ない……)」
 初心者だったら殺されていたところだ。だが、俺様は上級者。油断も隙も無いのさ。

 マドフェフカとの距離を一定に保ちつつ、今後の活動の説明を開始する。
「いいか皆、良く聞け。知っての通り、学園祭までは残り一週間しかない。時間はほとんど残っていないといっても過言じゃない。だが……」
ここで<バンッ>と教卓を叩く。
「お前達ならやってくれると俺は信じているッ!」
 教卓に両手を置きながら、青春学園ドラマに出てくる熱血先生みたいに言ってみたぜ。演技には自信があるんだ。さらに、ここで涙の一つでも流したら、俺の情熱をこいつ等にすべて伝えることができると思ったが、涙なんて俺には似合わないぜ。
 それにしても、黒板から今の感動文を書き綴る音が聞こえないぞ。まったく……、しょうがないヤツだな。いちいち注意しないといけないのかよ。
「おい、マドフェフカ。今の感動文もちゃんと黒板に書けよ」

――――――ペキィ……

 マドフェフカは俺の目の前でチョークを握りつぶした。
「いや、今のは関係なかったな」
 話を戻そう。
「時間が無い。だから、各人の役割を決め、効率よく物事を進める必要がある。俺が考えた役割は次の四つだ。マドフェフカ委員長、今から俺が言うことを書き綴っていってくれ」
「……分かりましタ」
 新しいチョークを握り締めたマドフェフカは、<コクリ>と首を落として答えた。
「いいか……、各役割は次の通りだ」

(メイド喫茶成功のための役割分担)

1:メイドになるための調きょ……、教育
2:神聖にして絶対の象徴であるメイド服の製作
3:メイド喫茶で出す料理の思案・調理
4:自分たちの店を知ってもらうための学内外の宣伝

 上記の内容が黒板に箇条書きされた。だが、マドフェフカが書いた文字は微妙にうねっていて、読みづらいし、書き終えたときにチョークが粉砕される音が聞こえてもうワケ分からんかったぜ。
 それに、こいつ等から反論があるかと思っていたが、思惑は外れたようで誰も何も言ってこなかった。逆に何か企んでいそうで怖い。
「よしっ、では以上の四つの役割を持つグループに今から分かれてもらうッ」
 物事というのはスムーズに進めなければいけない。立ち止まることは其れ即ち死を意味する。いけるときにいくッ。これ勝利の法則あるね。

「あの……、新谷先生……」
 自信なさ気に手を上げたのは、一番前の席に座っている北条だった。フルートを吹くと言葉で表すのを躊躇してしまうようなぐらい恐ろしい物体が集まってきてしまう奇妙な体質を持つ少女は、その外見からは想像もつかないような不幸を持っているのだ。純粋であるイイ子だとは思うが、状況によっては、ある意味レデンよりもタチが悪い。
「何だ、北条?」
「あ……、いえっ……、その……」
 <モジモジ>と両手の指を絡めてながら、

「メイドって何ですか?」

 俺はその場で盛大にコケた。



(次回予告)

 北条にメイドをやらせるのは止めておこう。うん、それがいい。


小説の書き方


○閉じかっこ直前の『。』は必要なし

 これは実は昔の文学作品ではOKとされていました。
 ですが最近では見づらいという理由で『。』はつけないということで統一されているようです。

 誤:「まだまだ甘いねぇ。」
 正:「まだまだ甘いねぇ」

○三点リーダ

 会話でためらっている場面を表現するさいに使われる三点リーダ。点点のことです。

 『・・・・・・』 これは違います。
 『・』これは中黒と言って、意味は『アンド』です。
 よく間違えてしまうので、注意が必要です。正しくは三点リーダ『…』です。
 三点リーダは、キーボード右側Shiftのすぐ左、『・』を三回打ってから変換してみてください。おそらく出てくると思います。
 三点リーダは、二つ同時に使います。『……』として使うのが決まりごとです。

 誤:「あ、あのさ・・・・・・」
 正:「あ、あのさ……」

○ダッシュ(――)

 これもよく使われるものですね。ただ気をつける必要があるのは、『―』の数です。
 これも三点リーダ同様、二文字分使うのが決まりごとです。

 誤:「僕――――――じゃなくて、ミーは」
 正:「僕――じゃなくて、ミーは」

○地の文の、文頭の字下げ

 地の文(会話文以外のこと)の、文頭は一文字空白を入れて書き始めます。
 会話文は文頭に空白を入れる必要はありません。

 誤:
彼女はなぜか顔を真っ赤にしていた。
 「僕ねっ、××のことがっ――」

 正:
 彼女はなぜか顔を真っ赤にしていた。
「僕ねっ、××のことがっ――」

○!や?の後の空白

 『!』や『?』の後には、一文字分の空白を入れる必要があります。
 ただし、これらの記号は作品の質を下げる恐れがあるので、多用は禁物です。
 閉じかっこが続く場合は、空白を入れる必要はありません。

 誤:「あれ?こんな所で何をしてるのかな……かな? 」
 正:「あれ? こんな所で何をしてるのかな……かな?」

○漢数字と英数字

 これはなかなか気付けないと思います。英数字ではなく、漢数字を使うことが良いとされています。
 理由は簡単です。漢数字と英数字とを両方使うすることを避けるためです。
 『一緒』など、日本語には漢数字が含まれている言葉もありますので。

 「2人とも、一緒に居たんだね。捜してたんだよ」

 といった風に、漢数字と英数字が一文に両方使われているのを避けるための決まりごとです。
 漢数字を用いると

 「二人とも、一緒に居たんだね。捜してたんだよ」

 となりますね。

○ 視点

 一般的に、視点には一人称と三人称があります。
 一人称は主人公である『自分』の視点から描く物語。
 三人称は上から覗いているような『神』の視点から描く物語。

 と、ここで少し余談ですが、二人称視点の書き方というのも存在はあります。
 ただかなり特殊なものですし、なかなかお目にかかる機会はないかと思います。
 ですので説明はここでは割愛します。

 さて、一人称と三人称なのですが。
 この二つにはどちらとも同じくらいのメリット、デメリットがあります。

・一人称

 一人称のメリットは、なんと言っても主人公の心理描写が容易だということです。
 主人公の視線で物語を進めるので、読者としても非常に感情移入しやすくなります。
 ただしその代わりとして、主人公の見ているもの、知っていることしか書くことはできません。
 たとえば主人公が眠ったり気絶している場面は一切書くことができないです。
 さらに主人公以外の人物の感情や、主人公のいない場面のことは描けなくなります。
 裏をかえせば、知らないことをぼかして書くことで、ごまかしがきくとも言えなくもないです。
 一人称の場合、他の人物がどう考えているのかがさっぱりわからないのがデメリットとなりますが、だからといって視点変更をすべきではありません。
 視点変更は読者に混乱を招くものとして避けられる傾向にあります。
 視点が誰のものなのかを読者は推測しなければならず、物語としてはマイナスの効果を与えてしまいます。
 一人称で注意が必要となってくるのは、情景描写です。
 主人公が見ているものしか情報が入ってこないということは、裏をかえせばそのことを書かなければ読者には一切その場の情景が伝わってきません
 
・三人称

 三人称のメリットは、なんといっても全ての場面が描けるということです。
 主人公の知らないことでも、何の気兼ねなく書くことができます。
 特にこれといった制限が見当たらりませんし、初めて小説を書かれる方は三人称をおすすめします。
 ただしデメリットとして、人物の感情に迫ることはできません。
 またどうしても物語が淡々と描かれやすくなってしまいます。
 それと、よく三人称の地の文で『彼女は死んでしまったんだっ!』とか書いてありますが、三人称の地の文で驚くのも何か違和感がありますよね。
 このように描ける範囲は一人称より広くなり物語全体が描きやすくなる反面、登場人物の感情に迫るような話は書くことが難しくなってきます。

○ 誤字脱字

 どんなに良い作品を書いても、誤字脱字があればそれだけで作品の質が落ちてしまいます。
 というわけでこれは絶対原則です。
 『誤字脱字は絶対に一つもしない』
 この心構えがなければ、決して小説を書くことが上達していくことはありえません。


 まぁ……、僕が一番大事だと思ったことは、『地の文は意識して、しっかり量を書く。情景描写、心理描写は細かくすべき』
 って、ことかなっ♪

 以上で、『ひぐらしのなく頃に』の掲示板からの引用を終わりますっ♪

 さてとっ、早く小説を直さなければッ、220ページ分ッ!!!w


「暇潰し」編 と ジダンの頭突き


今日は学校に行くことも無く、卒研なんかほったらかしにして、夏休みの宿題「物質化学」編とひぐらしの「暇潰し」を終わらせました~。ア~ワワ~(ターザン風に)

「暇潰し」編で謎が大体解けたような解けないような解けなかったです。

まぁ…、推理なんて幾らでも出来ますけど、それが合っているか合っていないかなんて「まだ」分かりませんもんね。
早く次の「目明かし」編やりたいな~。タダでッ!!!

さて、次の話題は、ジダンのあの素晴らしい頭突きについてです。

あの頭突きは素晴らしいですよね。まさに、カウンターヘッドクラッシュエクスプロージョンエクスタシーッ!

いや~、イイものが見れました。

さて、ここで問題です。マテラッツィはジダンに対してなんと言ったんでしょうか?

ジダンの頭突き

(1)
マテ「さっきのヘディング、 髪あったら入ってたなwww」

(2)
マテ「お前ちょっとは頭を使ったらどうだ?」

(3)
マテ「ケがなくてよかったね」

(4)
マテ「おい、ナッパッ。避けろッ!」

(注:これはフィクションであり、実在する人物、団体、事件、その他の固有名詞や現象などとは関係ありませんwww


「綿流し」+「祟殺し」


やっぱりね?

原作をやってからアニメを見ないとダメだよね。

そうじゃないとダメだったよ。

とりあえず、「祟殺し」編までやりました。

ここでの名セリフを紹介します。

Part 1

「げてげてげてげてげてげてげてげてげてげてげてげてげてげてげてげてげてげてげてげてげてげてげてげてげてげてげて…」

Part 2

「ワタって言うよね…? 内臓のことを?」
「…と言うことはつまり、綿流しって言うのは…」
「そう…、ワタ流し」

Part 3

「指先って神経が集まっているから、圭ちゃんが思っているよりもずっと痛いと思うよ?」



あああぁぁぁ…、もっと紹介したいですけど、このまま「暇潰し編」をしたいんだよッッッ!

あのね?

アニメよりも、原作のほうがずっとずっとずっとずっと面白いよ?

だから、原作をやっていない人は絶対に絶対に絶対に絶対に絶対に絶対にやったほうがいいと思うなぁ…、なぁ…。

 そ れ に し て も 。

今日はゆっくりできてよかった。明日は、学校に行って卒研をしよう。それがイイ…。うん、そうしよう。では、またひぐらしがなく頃にでもお逢いしましょう。皆さん、御機嫌よう。


長門のキャラソン


nagato


長門のキャラソン

これはね…、やばいよ?

初めて聞きましたけど…、これはやばいよ?

どれぐらいやばいかって言うとね?

やばいやばいいっぱいやばいやばいやばいいっぱいやばいやばいやばいやばいやばいやばいいっぱいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいいっぱいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいいっぱいやばいやばいやばいいっぱいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいいっぱいやばいやばいいっぱいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい

とまぁ、コレぐらいじゃ済まされないぐらいいっぱいやばいです。

しかも、映像と一緒に流れてもうveryやばいです。

それに、歌詞もやばいくらい長門とシンクロしちゃっているのが僕の気のせいなら僕はやばいです。

もはや、『やばい』を何回使ったか分からないぐらいヤバイです。

原作を読んでいない人にはこの感動は分からないかなっ♪

分かるかな?

人は感動した時、そのままの感動を他人に伝えることなんて不可能なんだ。自分にしか、その感動はその感動のままでしかないんだ。

だから言うよ。

この歌はね…、本当に…、本当に…、(・∀・)イイ!!


読んでくれた人はありがとう。

 そ し て

明日から夏休みだぜ~いッ! きゃほ~いっ♪


『メグメル』


megu



『メグメル』

ゲームの『メグメル』とは、少し違った『メグメル』を御視聴してくだされ。




さ て と…。

彼から借りた『ひぐらし』の『綿流し編』でもやりましょうかね。



マ~、マ~、マ~…。

明日が終わったら~、夏休み~。

でも~、インターンシップ~orz


”ツンデ・レデン・刹ッ”の第22幕

ん~っ、はぁ~! 
どうもおはようございます。海の男ことシミコンで御座います。
僕の小説もコレで200ページを超えましたが、話はやっと1/5ぐらい進んだというところでしょうか…。
長い…、この小説は長すぎるッ! 長すぎるんだよッ!
キャラが多すぎるので話には困りませんが、一人一人を細かく出していくとどうしても話が長くなるッ。まぁ、気長に書くしかないのが世の中の条理。自然に身を委ねましょう。

さて、今日も か な り いい天気なので海から自然の恵みを分けてもらってきます。グッドラック ミーっ♪

では、”ツンデ・レデン・刹ッ”の第22幕  目が覚めたら…

スタート!



第22幕  目が覚めたら…



うっぅぅ…、キモチワルイ。
二日酔い×10の二十日酔いに匹敵する気持ち悪さだ。吐きそう。
吐き気に耐えながら目を開けてみた。そして思った。

――――――ここはどこだ?

俺は今、見渡す限り真っ暗な空間にいる。音も聞こえない。何も見えない。
やべぇ…、記憶がない。酒でも飲みすぎたのか俺は?
だが、まるで空をフワフワと飛んでいるような感覚だけはある。いや、俺の体が空気で出来ているみたいと言った方が合っているな。体が軽い。
ん~っ、何だか懐かしい感覚だ。前にもこんなことがあったような気がする。
よしっ、良く分からんがとりあえず飛んでいよう。
「あはは~」
とっても楽しいぞ。空を飛べるなんて早々あるもんじゃねぇぞ。
それに最近疲れが溜まっていたせいか妙に楽しく感じる。このまま一生空中浮遊を楽しんでいたかったが、世の中そう上手くはいかない。
上方向の空間に突然キレツが入った。
「何だ?」
それはみるみる大きくなっていき、俺のいる空間全体があっという間にヒビだらけになった。ヒビの間からは、僅かな光が漏れている。
「げっ、このまま崩壊か?」
予感的中。

――――――バキィ~~~ンッ

真っ暗だった空間が崩れた。
崩壊する空間のカケラ。その隙間から一気になだれ込んで込んでくる光。
「まぶっ!」
太陽を直に双眼鏡で見てしまったかのようなものすごい光に目がくらんでしまった。真っ暗なところにいたのに急に眩しいところに行くと目がくらんでしまうアレだよアレ。
「何だって言うんだよ、ったく」
ようやく目が慣れてきたのでゆっくりと開けてみた。
「んっ?」
向こうの方に微かだが黒い塊が見えた。それは光に包まれているこの空間で唯一確認できたモノ。これは行くっきゃねぇだろ。
俺は何を思ったのか、某国で大人気のツンデレマンのように頬を膨らましながら、「あんたの為にイクんじゃないんだからねッ~」と今思えば何を言っているんだ俺は、と後悔するような事を叫びながら飛んで行った。
目標が近づいてくるとそれが何か分かってきた。それは人影。恐らく女の子だ。ネコミミやシッポは確認できない。よしっ、安全確認終了。
「お嬢さん」
パサァァァっと、いつの間にか羽織っていたマントを豪風で払いのけながらその少女に到着ッ! 
「お嬢さん…、こんな所でナニをしているんだい?」
そのジェントルマンな俺の言葉に、エメラルドグリーンの髪の毛をお持ちのお嬢さんがこちらに振り返ったかと思ったその時、

――――――ニョキっ、ポンっ

頭には白いネコミミ、お尻からは白い綺麗な尻尾を勢い良く生やし、

「ニャッ、ご主人様ニャ! は~や~く~起きるニャ~~~!!!」

――――――ザシュシュシュシュッ!

「うぎゃぁぁぁッッ~~~!!!」

――――――ガバッ!

飛び起きた。
「どうしたニャッ? 何かあったのかニャッ?」
頭が割れそうに痛い。あまりの痛さに手のひらで額をさすってしまうほどだ。
悪い夢…、そう…、悪い夢を見ていたんだ。その証拠に胸が上下するほど呼吸は乱れ、嫌な汗が頬から滝のように出ている。
「お~いニャ~?」
それにしても懐かしい夢だった…。まるで昔に戻ったような気がしたぜ。
「…応答しろニャ~…」
俺はどうして寝ていたんだ? 何があったんだっけな?
「ご~しゅ~じ~んさ~ま~?」
それにここは…、どこだ? って俺、上半身ハダカじゃないか。下は…、おいおいパンツ一丁かよ。
「…もういいニャ~…」
泣きそうな声が聞こえるぞ? 変だな…、いつもなら、「無視するなニャ~~~!」と爪攻撃が飛んでくるはずなのにな。いつものレデンじゃねぇ。
ツッコミが来ないので、
「おいレデン。ちゃんと気づいているからな」
「ニャっ?」
しょうがなく返答。むっ…、ちょっと今おかしかったぞ? 何だか俺の声のトーンが違くないか?
違和感に包まれる俺をよそに、ネコ耳とシッポが極限まで垂れ下がっていたレデンは驚いた様子でこっちに振り返り、
「もうっ、気づいているならもっと早く言ってニャっ」
誰もが腰を砕かれそうな笑顔で…、笑った。
おいおいおいおいおい…、何だこのレデンは? キャラが違っていないか?
「ノド渇いてないかニャ?」
「へっ?」
泣く子も黙るようなニコニコ光線を照射しながら、レデンの顔が近づいてきた。何だッ? 何なんだッ?
俺はちょっとだけ体を引きながら、
「あぁ…、かなり渇いている」
「分かったニャ。何か冷たいものでも持ってくるニャッ」
ニコパァ~と表情がいっそう明るくなったレデンは、ピョンと飛び跳ねてから白いカーテンを<シャァ~ッ>と開けて出て行った。その動作を脳内で処理しているうちに、少しだけ頭の回転速度が回復してきた。
「ここは…」
自分の置かれている状況を確認する。
周りは白いカーテンに囲まれている。横には窓があるのか光が差し込んできていて、俺の頭がさっきまであった場所に光が集中して注がれている。俺が今座っているのはベッド。汚れ1つ無い白いフトン。ここまでの情報収集で結論は出るよな?
「ここは…、保健室か?」
床は木造でボロっちぃ感じだが、ここは紛れも無く保健室。昔よく嗅いだあの独特の匂いが充満している。あぁ…、懐かしい。思い出が蘇ってきた。そう…、昔よくしていた他愛も無い遊び。よく…、保健室で女の子が寝ていたベッドの残り香を嗅いだりしていたなぁ…。

――――――クンクンクン…

「はっ? 無意識に体が反応してしまったッ?」
ふと我に還れば、いつの間にかフトンの匂いを嗅いでいるのに気が付いた。昔の習慣って恐ろしいよな。いや、真に恐ろしいのはこの保健室というこの魔の空間ッ。人はココで欲望という…、

「持ってきたニャ~♪」

まるで俺の妄想を吹き払うかのように白いカーテンが<シャッ>と開かれた。
「うぉぅっ!?…何だレデンか…」
「はいっ、とっても冷えたお水ニャっ♪」

――――――カランコロンコロン…

氷同士がぶつかる心地良い響き。
レデンが両手で大事そうに持っているのは、水がタップリと言うか、水よりも氷の方が多いんじゃないかと思うぐらい氷が入っているゴツイ湯飲み。それが俺の前に差し出される。
「あぁ…、ありがとう…」
「どう致しましてニャっ♪」
この異常な上機嫌は何なのだろうか。不気味にもほどがあるぞ。こんな太陽神みたいなレデンを俺は初めて見る。
「なぁレデン…」
何故そんなに機嫌が良いのかと聞こうとしたが、
「何ニャっ?」
言い切る前に遮断されてしまった。
「いや…、なんでもない」
キョトンとするレデンから湯飲みを受け取ろうと手を伸ばした。
「…ん?」
そこで気づく。
「あれ? 何だか俺の手…、いつもよりも小さくないか?」
湯飲みを持つ。だが、何だかしっくりこない。いつもと持つ感覚が違うというか…、とにかく何かが変だ。
「まぁまぁ…、グイっと飲んでニャ」
レデンが湯飲みの底を手で押し上げきた。
「うぉっ、零れる零れるっ」
急いで湯飲みに口を付けたので零れなかった。ゴクッゴクッとノドを動かすと、良く冷えた水が体を満たしていった。あぁ…、人間やっぱり一番疲れたときは水だな、水。
一気に全部飲んでしまった。
「…美味しいかったかニャ?」
飲み終えた俺をジロジロと見てくる。
「あぁ…、美味しかった」
湯飲みをレデンに差し出す。この時、また違和感を感じた。レデンがいつもよりも少しだけ大きく見えることに。
「ニャフ~、良かったニャッ♪」
それを嬉しそうに受け取ると、レデンはまたカーテンを開けて、白いシッポを高速でフリフリさせながら出て行ってしまった。
「あんなレデンを見て素直に喜べないのは何故なんだ」
直後、キュキュッと蛇口が開かれる音が聞こえてきた。

――――――ニャ~♪ ニャ~♪

水が流れる音に混じって、レデンの鼻歌も流れてきた。さっきは気が付かなかったが、すぐ側で水を入れていたらしい。
「お待たせニャ~」
今度はすぐに戻ってきた。湯飲みを軽く洗っただけだったんだろう。
「体の調子はどうニャ?」
言うが早いか俺の腹辺りを覆っていた布団がめくられた。
「うわっ? ちょっとレデン」
「うんっ、キズはもう消えているニャっ」
一瞬だけ腹を見たレデンは、そう答えた。
「キズ?」
自分の腹を見てみる。
「本当だ…、キズが無い…、って…」
ようやく思い出した。
「あの執事ぃぃぃッッ~~~!!!」
地獄の底から燃え立つような紅蓮の怒りがこみ上げてきた。ほら見てくれよ。怒りで体がこんなにも震えているぞ。今ならマグニチュード2の地震ぐらいなら起こせる勢いだぜッ!
「ご主人様、落ち着いてニャ!」
「これが落ち着いていられるかーッッ!!!」
俺の肩に触れようとしていたレデンの手を<パシッ>と軽く払った俺は、ベッドから思いっきり飛び降りた。
カーテンを乱暴に開け、出口を確認する。
「待っていろ執事、闇討ちだーーーッッ!!!」
そして走り出そうとした瞬間、

――――――ズルリ…

「えっ?」
下半身に異常事態発生。あっ、そんなに下のほうじゃないからな。ちょっとだけ上だな。まぁ…、パンツが足元までズレ落ちただけさ…。なっ、大丈夫だろ?
「えっ?」
とりあえず、マジで何が起こったのか分からない。どうしてパンツがズレ落ちたんだ? さっきの執事との戦闘で痩せたのか? それにしてもちょっと痩せすぎだろう。
「きゃっ、ご主人様がエッチニャッ!」
後ろから女の子らしい普通の反応が聞こえてきたんだが、どう考えてもコレはレデンが見せる反応じゃないだろう。いつもの『何てモノを見せるニャ~~~ッッ』と言いながらの切り裂きジャック行為はどこへ消え失せてしまったんだ。ここまでキャラが違うって事は…、

――――――はっ…、まさか…!

俺の中である恐ろしい仮説が生まれてしまった。それは…、今がいつだということだ。
もしかしたらあの時から一ヶ月ぐらい時間が過ぎているのかもしれない。それだと、レデンが優しいのも、俺の体が痩せたのも理由が付く。そうだッ、きっとそうに違いないッ。俺は一ヶ月以上寝たきりの状態だったんだ。仮説が真実へと近づいていく。

――――――ガラッ

「ぬっ、目が覚め…」
何の前触れも無く扉を開けて入ってきたそいつは、この世に生を受けた時と同じ服装をしている俺と、その後ろで両手に顔を当ててはいるが指の間は全開になっているレデンを一見すると、
「はははっ、お邪魔だったみたいだ~♪」

――――――バタンッ

すぐにUターンして消えた。今のは確か…、
「って、おいっ! 野々原ぁッッ!」
そう叫びつつ、パンツを急いで上げるもすぐに下がってしまうので、パンツを押さえながら動けないでいると、
「呼んだっちゃ?」
扉が開いて再び登場。長い髪を青と赤のリボンで留めていて、度が入っているのか分からないメガネをかけている少女。だがしかし、一番目に止まるのはボロボロの白衣だ。それを制服の上から羽織っている。そう…、こいつが俺様に変な薬を飲ませやがった張本人、野々原千鳥だ。
俺が気絶する前と今とで違うことがある。野々原も身長が高くなったような気がすることだ。
「おい…、聞きたいことがある」
左手はパンツを押さえるために、右手は野々原を指差すために使用中だ。
「今はいつだ?」
この質問の答えがもしも“新谷先生が気絶してから一ヵ月後だよ”だったら、俺の予想通りだったんだが、

――――――「新谷先生が気絶してから、今日でちょうど一年っちっ♪」

火山噴火ってあるよな。
もし、世界中の火山が同時に噴火したら、地球は滅ぶと思うか? 
俺はそう思うぞ。だってな、良く考えてみろ。火山って言うもんは地上にだけあるワケじゃないんだ。海の底、海底にもあるんだぞ。知っていたか? しかも地上よりも遥かに多い。それが同時に噴火してみろ。地球の中に溜まっているマグマが一気に噴出し、地球の中身が空っぽになってしまうと思わないか? そして空っぽになった地球はそのまましぼんで行き、最後には消滅してしまうんだ。なっ? 地球が滅んだだろ?

――――――「って、嘘だピョ~~~ンっ♪ イェイ♪」

だがな、地球が消滅した後にも残るものがあるんだ。それは…、希望だ。希望が残るのさァァァ~~~♪ ここで歌います。聞いてください。作詞作曲オレ。タイトル、それは儚い夢物語…、って、

「嘘だとッッッ!?」

ここで“俺様による地球の不思議”講座が中断。
見ると、野々原はひと昔に流行った“チャックっ”と言いながら両手の指の人差し指を前に、親指を上に向けるポーズを、ペロリと舌を出しながらこっちに構えていた。そして野々原の瞳にキラリと光が宿ったと思ったら、
「そう…、嘘だよッッッ!!!」
なぜか逆キレ。
「てめぇがキレてどうするんだよッッッ!!!」
俺もキレた。ベッドの側にいたレデンも、
「レデンもキレていいかニャっ?」
意味の分からない言動をし始めてしまった。
「止めてくれ」
「了解ニャっ」
「…でだ、野々原…」
ニンマリと笑う野々原を、
「本当のことを教えてくれ、今は一体いつなんだ?」
真剣に見つめた。冗談向きでマジでだ。すると、
「ん~っ、いつと言うか…」
「さっきからご主人様は何を言っているんニャ?」
視線を後ろに水平移動。標準が合った先には困ったように俺を見つめているレデンがいた。ちょっと待て…、俺が何か変なことを言っているのか? そうなのか?
両手で頭を抱えて苦悩したかったが、パンツがズレ落ちてしまうのでそれはできなかった。だがその時、代わりに俺の悩みを解決してくれる天の御言葉を降ってきた。

――――――「ご主人様が気絶してからまだ10分しか経ってないニャ」

「10分ッ!?」
おいおい…、それはかなりの朗報なんだが、何でたったの10分でこんなに痩せてしまうんだよッ。どう考えてもおかしい。意味が分からないぜ。
「そうだよ。まだ10分しか経過していない。時計を見てみるのだ」
野々原が顔を<クイッ>と向けた先、窓際の壁の上に時計があった。混乱状態のでも現在の時刻は理解できた、えっと…、昼休みを40分経過した時刻か。なるほどな。確かに10分ほどしか経過していないようだ。だがな、それがどうした。何の理由にもならない。腕や手が細くなったんじゃない。俺の体全身が縮んでしまっていることにはなッ!
俺は野々原を問い詰めた。
「時間なんてもうどうでもいい。俺が知りたいのは、この体の事だッ。腹のキズが治ったのはいいが、腕やら手が小さくなったような気がするぞ。それに、どうやら身長もかなり低くなっている。野々原、お前とほとんど目の位置が同じじゃないかッ! さっきまでは野々原と頭2つ分ぐらい身長に差があったはずなのによッ。これってもしかしてさっきの薬のせいなのかッ? おいっ、どうなんだよッ!?」
「ゴメン、もう一度最初から話して」
「死ねぇぇぇいいぃッッ!!!」
片手でパンツを押さえながら野々原に突進するも、
「ヒラリっ♪」
と声に出された擬音語の通りかわされてしまって壁に激突。
「まぁまぁっ、冗談の通じない先生ですデス」
「もしもこの状況で笑えていたら、俺はお釈迦様に究極進化していたよ」
壁から顔を離して野々原を睨みつけるが、ニコニコヘラヘラしているだけなのでムカついてきた。
そんな俺の怒りボルテージを感じ取ったのかは知らないが、野々原はニヤケ顔を止めてしゃべり始めた。
「まぁまぁっ、そんなに怒んないでよ。あの薬のおかげで助かったんだからさっさっ」
「あの薬は何だったんだよッ?」
そう…、それが問題なんだよ。
「あの薬は………、ただのキズ薬だよ?」
野々原は窓の外を遠い目で見つめている。
「おいお前、怪しいにもほどがあるぞ」
「そ…そんなことないすよ」
「だったら俺の目を見ろッ。そして答えろッ。何でただのキズ薬で体が縮むんだよッ!」
「さ…さぁ…?」
「もう我慢ならねぇ~~~!!!」
温厚な青年と呼ばれるほど近所でも大人しい部類に入る俺様でも、最早これまでッ。
「死にさらせぇぇぇッッ~~~!!!」
人気の無い道を歩いている女性に襲い掛かるが如くッ、熊が獲物を喰らい尽くすが如くッ、全身の神経を野獣のように研ぎ澄ませ、俺は野々原に飛び掛った。
「待つニャッ!」

――――――ドゴォッ!

横腹に衝撃が走った。
「グ…ハァァァ…?」
嫌な息を吐き出しながら横を見ると、レデンがそれはそれは完璧なドロップキックを俺に叩き込んでいた。
「何で蹴った…?」
現在、地にひれ伏し悶絶中。とっても痛キモチワルイ…。
「ご主人様はただ体が縮んだだけじゃないんニャッ!」
高らかにそう宣告したレデン。そして、どこからともなく取り出されたのは1つの手鏡。
「見るニャッ」
太陽の光が鏡に反射して一瞬目がくらんだが、
「…え…?」
鏡に映っているやつを見る。
「これってまさか…」
それは…、俺だ。俺だった。だが、何かが違う! いつも見慣れている俺ではないんだッ! じゃあこれは誰だ? いや、誰にも分からないような気がする。分かるのは一人、俺だけだ。だってこれは…、

「レデンと同じ子供みたいニャっ、ご・主・人・様っ♪」

レデンがさっきから嬉しそうにしている理由が分かったぜ。誰だって、自分の歳と同じくらいの友達の方が嬉しいよな。歳が違うと立場が違ってくると言うか、接し方にも限界があるよな。今の俺はレデンと同じくらいの歳に見える。つまり、鏡に映っているのは、

――――――「中学生の時の俺だ」

驚きのあまり、さっきレデンに蹴られた痛みは消し飛んでいた。
「やっぱりそうニャ? ん~っ、ご主人様と同じ歳ニャ~♪」
ゴロゴロとノドを鳴らしながら抱きついてきた。
「そうなのっ、私もビックリっ♪」
乙女が自分の都合のいいような頼みごとを神様にする時に出すキラキラ光線を出しつつ、両手を胸の前で絡めながらの野々原のワザとらしいビックリは、何で俺にこんなにも怒り蓄積させるのだろうか。謎だな。

「私が思うに、さっきのキズ薬によって新谷先生の体は若返った。その効果によって体内の縮小に伴い傷口が消え、細胞の分裂も活性化した。だからこんなにも早くキズが治ってしまったんだろう…、どうだろう新谷クン、この推理っ♪」
口元に手を当てながらニヒルな笑みを浮かべ、まるで名探偵が事件の真相を推理しているみたいに、野々原はそれっぽく言った。
「野々原の作った薬なのに、何でこうなることが分からなかったんだよッ?」
抱きついてくるレデンをそっと放し、俺は立ち上がった。もちろん、パンツを押さえながらな。
だが、野々原はパンツ一丁の姿の俺から目を離すこともなく、こっちが少し負けてしまうようなエンジェルスマイルを振りまきながら、言葉を発した。
「ん~っ…、私が薬を開発する時は、いつもイメージで作っているのですよ。例えば、“よしっ、じゃあ~、今日はキズ薬っぽいのを作ってみよう~っ、イェイ♪”で、そんなノリで適当に調合すると、一応キズ薬が出来ちゃうっぽい感じなのさっ。だから、詳しい効果は全くと言っていいほど分んないんだよねッ!!!」
「自慢げに言うんじゃねぇよッ!!!」
「褒められたぁ♪」
「褒めてねぇよッ!!!」
「まぁまぁっ、結果オーライって事で勘弁しろやいっ♪」
あああぁぁぁ~~~、もうイヤだッ。こんな苦労をしてまでこの学園に俺がいる必要があるのだろうか? なぁ…、どう思うよッ?

――――――「でモ、野々原さんの薬じゃなかったラ、絶対に新谷先生は死んでいましたヨ?」

シュパプール・テリャ・マドフェフカ



保健室の入り口に俺たちの視線が注がれた。
「よっ、おかえりっ♪」
「ただいま戻りましタ、野々原さン」
そこには、綺麗な金髪を後ろで大きな三編みに束ね、白い帽子を被ったマドフェフカがレディの微笑を浮かべながら立っていた。その手には、大事そうに水枕が抱き抱えられていた。
「新谷先生の目が覚めて良かったでス。あっ、もうこれは必要ありませんネ」
そして水枕をテーブルの上に優しく置くと、マドフェフカは野々原に視線を移した。
「やっぱり野々原さんの薬は良く効きますネ」
「だろ~いっ♪」
得意げに答える野々原。
「でモ、何の副作用が起こるか分からないのが怖いでス」
「だろ~いっ♪」
『アハハっ』と笑い合うお二人。そんな二人を見ていると自然に口が動いた。
「“だろ~い♪”っじゃっねぇぇぇ~~~!!!」
ちゃぶ台があったら100回転ぐらい回しているところだ。もちろん超高速でだッ!
「そんなこと言わないで下さいヨ。気絶した新谷先生をここまで運ぶのにも結構苦労したのですかラ」
手をブラブラさせながら、ため息をつくマドフェフカ。
「こうなったのは全部お前のせいだろうがッッッ!」
俺は中学生の時にはこんな声を出していたのか…。良く響く。
そんなチャイルドヴォイスがマドフェフカを貫いた。すると
「ッ!?………はイ………、確かにそうでス…」
何だか泣きそうになり、そしてそのまま俯いてしまった金髪の少女からはダークなオーラが放出された。そのオーラが充満していき、見る見るうちに癒しの空間であるはずの保健室が重く暗い空気に包まれた。
「ひどいご主人様ニャ…」
このダークサイドを発生させたのはマドフェフカだ。決して俺が原因じゃないぞ、レデンッ! そうだろッ!?
しかし、そんな俺様の考えを青竜刀でぶった切るようなことが起きてしまった、俯いているマドフェフカ。そこから一粒の涙が落ち…、それが木造の床に染み込んでいった。
俺の嫌いなことを教えてやる。それは、女の子を泣かせることだ。
落ち込んでいるマドフェフカの肩を両手で軽く触れて、優しく話しかけた。
「あ…いや…、違うよな! 悪いのは全部あの執事ッ。マドフェフカは何も悪くないぜッ。悪いどころか俺を助けてくれた命の恩人だぜッ、ヤホ~イ」
俺様はジェントルマン。レディと小さな女の子には優しいのさ。
「ぅッ…、本当に申し訳ございませんでしタ…」
顔を上げた金髪少女は目元を軽く拭ってから、
「私にできることなら何でも協力致しまス。学園際でやることになったメイド喫茶にも全力を尽くしまス。ですかラ…、新谷先生。今後ともよろしくお願いしまス」
昔、皇女だったらしいこの少女は、そんな威厳にも似た敬意を示しながら、ゆっくりとお辞儀をした。
「あぁ…、ありがとうマドフェフカ」
これで…、俺様の言うことを忠実に守る奴隷をゲットだぜッ!
今までで最高の感動だッ! もう死んでもいいぐらいだなッ!

――――――「ニャっ? メイド喫茶をやることになったっ? 何の話ニャ?」

感動に浸っていたのを邪魔したのはレデン。見ると、耳を<ピンッ>と立てて、こっちに向けてギラギラ視線を集中砲火してきている。ふっ…、武者震いってやつかな。嫌な汗が背中から滝のように流れ出してきたぜ。
俺は動揺をレデンに悟られないように、呼吸を整えてから話し出した。
「あぁ…、言ってなかったな。あのクソジジィに頼んだんだよ。“この国の学校で開催される学園祭では、必ず1つクラスは“メイド喫茶”を行わなければいけない“って内容の法律を作ってくれってな。あのクソジジィのことだから明日には法律は全国に出回るんだろうな。でだ…、モウマンタイ組以外の全てのクラスは、すでに学園際でやる出し物を決めて、内容を表記したプリントを提出したらしい。俺たちのクラスだけ出し物が決まっていないんだ。と言う事は、俺たちモウマンタイ組は、必然的にメイド喫茶を出し物としてやらなければいけないってことだ。どうだ、すごいだろう」
自分で言っておいてなんだが…、悪徳政治家になる才能が俺にはあるんじゃないだろうか。
そんな将来もあり得るなぁ…、と思っておきたかったんだが、そんなヒマは無かったな。

「ご主人様…、レデンは悲しいニャ…」
レデンは自分の尖ったツメを見つめながらボソっとつぶやいた。
「…何がだ?」
自分のツメを見つめるレデンの瞳が、山姥が夜中に包丁を研いでいる時の瞳みたいに見えるのは、恐らくレデンが俺を殺そうとしているからなのだろうな。
「ご主人様がレデンと同じ年になって、身長も同じくらいになって、声も子供っぽくなって、少しは何かが変わるのかなって思っていたけど、それは間違いだったニャ…」
ダイヤモンドを溶かしたような涙を目にタップリと溜めたレデンは、その涙を拭うことなく構えを取った。
「一緒に学校で昼ごはんを食べてみたかったニャ…」

俺の中で緊急サイレンが鳴り響いた。急襲警報発動中。
「ちょっと待てッ、落ち着けレデン。って、お前たちも何黙ってみているんだよッ。マドフェフカッ、お前は俺の言うことを何でも聞くんだろッ。早く助けろッ。え…、“私はメイド喫茶をやるからそれ以外はお断りヨッ”? じゃあ野々原ッ。お前が助けてくれッ。え…、“また私の薬を試せるからチョー嬉しいのだっ♪”? てめぇッ、人様の体を何だと思っているんだッ。もう一回あのクスリを飲んだら俺は幼児に逆戻りだよッ。え…“それもいいかもニャ…”? よせっ! 軽めでッ、軽めでお願いしますッ」

――――――ザシュシュシュシュァァァ…



心地よい音が鳴り響くお昼時、教室に残された時雨はというと、机にひれ伏していた。

「あぐぅ…、新谷先生遅いですぅ~。おなか減りましたよ。オニギリ食べたいです。でも、待っていると言っちゃったから待っていないとダメなんです。ガンバレ時雨。負けるな時雨。新谷先生はやく~」

――――――ギュルルルルルゥゥゥ…

心地よい音が鳴り響くお昼時。



(次回予告)

ようやく学園祭が始まる予感?

それは僕にも 分 か ら な い っ ♪


ちょっと…、密漁してきます


今日は学校が休み…、と

 い う こ と は ?


『海に行け』と言う神のお告げです。

分かったよ神。行ってくる。そして、たくさんの海の幸(メインはサザエ、それ以外はちょびっとだけ海草類)を盗ってくるよ。

では、グッドラック ミー!





あと…、ここからはちょっとって言うか、

 か な り

引いちゃうんですけど、勇気がある人だけコレを見てみてください。

ハレ晴レ3WDver.

恐ろしい…、突っ込むところがありすぎて困ってしまいます…。


でも、あえて言わせてもらうと、

1:動きがのろい

2:振り付けがどう考えても違う

3:女装するなーッ

4:ちょwwwお前らwwwwww顔出しすぎwwwwwww

5:EDの完璧な再現を試みたのは素晴らしい、良くやったよアンタら

6:衣装まで作るとはもう次元が違いすぎるよ

7:町の発展の為にコレを作ったなんて…。キミ達の町に幸アレ

8:だが、断るッ!!!



さてと~、海に行こ~♪




最終回記念っ♪


あっ、これはハルヒのアニメを全部見た人だけ見てください。

The Last of Melancholy

さて…、第2期はいつごろ発表されるのかなぁ…。


インターンシップ

7/18から8/11まで、僕は研修で会社に行って働かなければなりません…、タダでッ!!!
なんだよタダって…、タダより高いものは無いんだぞッ! 
犯罪だッ! タダで働かせるなんて犯罪だッ!

そう思うだろ…、アンタもッ!(二回目使用のネタッw)


はぁ~~~…、本当に面倒くさいなぁ…。どんな仕事させられるのかなぁ~~~…、嫌だな~~~…、ダルィィィ…、はっ…! この感覚はまさか…、いやっ、そうとしか考えられない…! これが…『憂鬱』というモノなのか…? いや、そうに違いないッ! だったらやることは1つッ!!!

ここでクイズです。

『何を言うお前らはトイレがどれだけ崇高なものかわかっていない。
トイレは排泄行為をするだけの場所ではなく、ゆるやかに物事を考えることのできる個室空間なのである。
個人宅のトイレもいいが、やはり通なら公共トイレの個室だろう!
他人が近くにいて、天井には外との隙間があるというのに、プライベートが保障されている矛盾に満ちた空間!
自らの恥部をさらけだした開放感に酔いしれつつ、今後の生き方を考えるのもよし、過去を振り返るのもよし、壁に書かれている落書きを楽しむのもまた一興。
しかも、誰かに覗かれているのではないかという、マゾヒスティィックな要求にも、覗きたいというサディスティィックな要求にも、応えてくれる柔軟性がある。ここに速さは必要ありません!!気持ちを落ち着かせ、開放感に浸りながら便器と友達になる!その便器は友達でーす!!トイレと僕とぉぉぉ・・・』 


↑の長いセリフを32秒で言った最速のキャラは誰でしょう?www

ヒント

『この世の理はすなわち速さだと思いませんか?
物事を早く成し遂げればその分時間が有効につかえます。

遅いことなら誰でも出来る!

20年かければ馬鹿でも傑作小説が書ける!

有能なのは月刊漫画家より週刊漫画家!

週刊よりも日刊です!

つまり速さこそ有能なのだ!

文化の基本法則ぅ!

そして俺の持論ですぅ~!

あぁ・・・・・・2分20秒・・・・・・また2秒、世界を縮めた。


えっとぉ…、何の話をしていたか忘れたッ!!!


HEY!HEY!HEY!-平野綾

え~、昨日は見逃してしまったのに今日すでにUPされているyoutubeに激感謝っ♪

↓はHEY!HEY!HEY!に平野綾が出演した映像です。

HEY!HEY!HEY!-平野綾

ん~っ、素の声がオペラ歌手並みに高ぇwww
でも、そこはやっぱり声優さん。声のスペシャリストです。あらゆる声を出し、使い分けることができるのはやっぱりすごいと心底思いましたね、うん。

この子ならタレントとしてでも十分にやっていけると思うのは僕だけかな? 面白いしカワイイですよね?

「ダメでしょ浜田さん」

で、吹きましたwwwww
やっぱり声優さんはすごい。恐るべしデス。
いったい何種類の声が出せるのかが気になりますッ!



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